ヘンリー王子(37)が、米コロラド州アスペンで開催したポロ競技の試合に出場した。会場でスピーチを行った王子は、もうすぐ25回目の命日を迎える母ダイアナ妃への思いを述べた。

現地時間25日、ヘンリー王子が運営する慈善団体「Sentebale」を支援するポロ競技会「2022 Sentebale ISPS Handa Polo Cup」が開催された。

同団体は、2006年にヘンリー王子がレソト王国のセーイソ王子と設立。貧困や不平等、エイズ新型コロナウィルスなどの影響を受けているアフリカ南部の子供達をサポートしている。

ヘンリー王子は、ポロの世界的スターとして知られるナチョ・フィゲラス選手とチーム「Sentebale」に参加し、ポロの技術を披露した。

試合後には王子がスピーチを行い、もうすぐ25回忌を迎える母ダイアナ妃を偲んだ。ダイアナ妃は1997年8月31日にパリで事故死したが、当時ヘンリー王子は12歳だった。

壇上に立った王子は「親愛なる友人セーイソ王子と私は16年前、母に敬意を表して、地球上で最も弱い立場にある多くの若者を支援し、彼らが成長できるようケアと援助を与えることを使命とする『Sentebale』を設立しました 」と述べた。

王子は「バソト族の言語であるソト語で『sentebale』は 『忘れな草(forget-me-not )』を意味する」と説明した。

そして「来週は私の母の25回忌ですが、彼女のことは、決して忘れられることはないでしょう」と述べ、母親の命日の過ごし方について、こう話した。

「母の素晴らしい仕事の思い出と、その仕事ぶりへの愛情でいっぱいの一日にしたいと思っています。母の精神を、私の家族と彼女に会いたいと願う私の子供たちと共有する日でありたい。私は毎日、彼女の誇りになることを望んでいます。」

さらに自身の慈善団体である「sentebale」に込めた思いについて、こう伝えた。

「母の好きな花は『忘れな草』でした。母の遺志を継ぎ、誰であろうが、どこであろうが、私たちが奉仕する人々に心を寄せることができればと願っています。」

当日行われた試合の結果、ヘンリー王子が所属するチーム「Sentebale」が見事優勝を果たした。

英メディア『Hello!』によると、試合中に王子は先制ゴールを決めたが、その後ボールを外した際には、相手チームの選手と笑い合う姿も目撃されたという。

ヘンリー王子は今大会中に全部で5回のゴールを入れており、試合の解説者は「彼は海岸の端から端まで駆け回った。まるでバターを塗ったトーストのようだ」と彼のプレーを称賛したという。

画像は『The Duke and Duchess of Sussex 2019年12月10日付Instagram「Spotlight on: Endeavour Fund」』『Ignacio Figueras 2022年8月25日付Instagram「What a blessing to be able to do what you love,」、2022年8月25日付Instagram「Winner winner chicken dinner」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)

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