AirLaboが展開している「吸引式ハンドドライヤーCIRCULA」

今回、AirLaboは、新日本空調株式会社に委託し、同社の実験室にて、ハンドドライヤー4機種の比較実験を実施。

吹飛ばし式ハンドドライヤーに比べて、使用者の顔へ飛散する量が少ないだけでなく、両サイドへの飛散量が特に少ないという結果になりました。

 

AirLabo「吸引式ハンドドライヤーCIRCULA」

 

製造販売元:株式会社AirLabo(エアラボ)

サイズ:W300×D230×H690(mm)

重量:12kg

ボディ素材:帝人製抗菌素材

モーター:日本電産製ブラシレスモーター

 

AirLaboが展開している「吸引式ハンドドライヤーCIRCULA」

今回、AirLaboは、新日本空調株式会社に委託し、同社の実験室にて、ハンドドライヤー4機種の比較実験を実施。

AirLaboの吸引式ハンドドライヤーCIRCULAと日本国内で広く普及している吹き飛ばし式ハンドドライヤー3機種との稼働時の飛沫状況を確認する実験が行われました。

方法としては、ハンドドライヤー使用時に周囲へ飛散する微粒子をレーザー光により可視化及び微粒子数の計測を新日本空調が独自開発した微粒子可視化システムを用いて実施しました。

 

ハンドドライヤー使用時に飛散する微粒子の可視化及び微粒子数の計測実施報告

 

 

・実施日 :2022年8月8日(月曜日)14時-18時

・実施場所:新日本空調株式会社Vies東京ラボ(実験用クリーンルーム)

・実施者 :新日本空調株式会社ソリューション事業部

・使用機材:超高感度微粒子可視化システム Type-H 新日本空調製

(注)0.1μm以上の粒子を可視化できる性能を有する。

モバイル可視化計数システム 「TYPE-S」Type-H 新日本空調製

(注)今回は5μm以上の粒子を計測。

 

実施方法

 

 

(可視化)

(1)クリーンルーム内にハンドドライヤーと微粒子可視化システム(Type-H)を設置

(2)被験者は無塵衣(埃がほとんどでない服)を着用

(3)被験者はバケツに水をいれた水道水で手を濡らした後、手を下に向けたまま10秒間待機*

(4)ハンドドライヤーに手を入れ、15秒間手を乾かす動作を実施

(5)Type-Hによる録画は、被験者が手を入れる直前から開始し約20秒間としました。

*手に付いた水の量の試験毎のばらつきを最小限にするため(手を振るなどして水を払うのではなく、自然落下とすることで試験間の水の量のばらつきが小さくなると考えられます)。

(計数)

(1)クリーンルーム内にハンドドライヤーとモバイル可視化計数システム(Type-S)を設置(以下の3か所に設置しました)

ア:ハンドドライヤー上30cmの位置に水平設置

イ:ハンドドライヤー右15cmに垂直設置

ウ:ハンドドライヤー左15cmに垂直設置

(2)被験者は無塵衣を着用

(3)被験者はバケツに入れた水道水で手を濡らした後、手を下方に向けたまま10秒間待機

(4)ハンドドライヤーに手をいれ15秒間、手を乾かす動作を実施

(5)Type-Sによる計数と記録は、被験者が手を入れる直前から開始し約20秒間としました。Type-S内の4cmX20cmの面領域を通過する5μm以上の粒子数を計測しました。

 

実施結果(粒子個数の15秒積算値の比較)

 

粒子:今回は主に水滴

倍率:CIRCULAの粒子個数を1とした場合の各機種の粒子個数

 

まとめ

 

今回の比較結果から、吸引式ハンドドライヤーCIRCULAは、吹飛ばし式ハンドドライヤーに比べて、使用者の顔へ飛散する量が少ないだけでなく、両サイドへの飛散量が特に少ないという結果になっております。

顔への飛散量は99.36%~98.53%少なくなっています。

サイドへの飛散量だと99.97%~99.85%少なくなっています。

サイドへの飛散が増えると床面が濡れたり、周りの人へ吹きつけが起きるなどの副次効果が予想されます。

 

水滴を吸引するハンドドライヤー

AirLabo「CIRCULA」の紹介でした。

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