バルセロナチャビエルナンデス監督が、フランス代表DFジュール・クンデの登録について言及した。

開幕2試合を終えて1勝1分けのバルセロナ。前節のレアル・ソシエダ戦では、1-4とアウェイで快勝をおさめ、今シーズン初勝利を記録した。

今夏は移籍市場の主人公となり、多くの代表クラスの選手を獲得した一方で、クラブの財政問題とラ・リーガのサラリーキャップ抵触が大きな話題を呼んだ。

特に、サラリーキャップ問題は様々な問題に波及。選手の契約を変更することを迫る行為が非難された他、資金がないのに多くの選手を獲得しようとする姿勢も批判の対象となっていた。

さらに、選手を放出したがらないバルセロナは、子会社の株式売却などで資金調達。開幕直前に6名の選手を登録した中、クンデのみが登録されていないという事態となった。

第2節に向けても登録に動いたものの、既存選手の契約変更ができず、選手の売却もなかったために登録できず。そして28日にレアル・バジャドリー戦を迎える中、未だにクンデは登録されていない。

スペイン『ムンド・デポルティボ』によれば、まだバルセロナが公式にリーグから許可をもらっていないと報道。しかし、チャビ監督は起用できると楽観視しているようだ。

ジュールは明日プレーできる。登録されると確信している」

「競技に不純なものを混ぜることは絶対にしない、バルセロナはそんなことはしないはずだ。選手登録が大変なだけだ」

「明日に向けては楽観視しているが、数の問題とフェアプレーとバランスの問題だ」

クラブが抱える問題は明白。その中で、解決するには契約を変えるか、選手を売却するしか道は残されていない。

チャビ監督は、クラブの状況はさておき、チームとしてしっかりと戦うのみだとした。

「サラリーキャップの限度額による。優先事項はサッカーであり、とても上手く機能するためのスポーツ的なマネジメントがある。我々は、クラブのために最善を尽くそうと思う」

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