8月29日(月)放送の「魔法のリノベ」(毎週月曜夜10:00-10:54、フジテレビ系)第7話に、相島一之宮崎美子、葉山奨之、徳重聡がゲスト出演する。今回の舞台は、静岡にある小梅(波瑠)の実家。小梅の父(相島)、母(宮崎)、弟(葉山)、さらに地元の住宅メーカー営業担当(徳重)が登場し、真行寺家の二世帯住宅リノベに挑む。

【写真】小梅(波瑠)の弟・青空(葉山奨之)とその妻・樹(田中真琴)

本作は、大手リフォーム会社の元エース・真行寺小梅(波瑠)が、ワケあって街の工務店に転職、営業成績0点のバツ2シングルファザー・福山玄之介(間宮祥太朗)とバディを組み、住宅リノベ提案という“魔法”で依頼人が抱える問題を解決し、人生を後押ししていく“人生再生リノベーションお仕事ドラマ”。

■父の建て替え計画にはある問題が…

ある日、小梅は、弟の結婚式に出席するため、休暇をとり静岡にある実家に帰省する。小梅の祖父が46年前に建てた真行寺家は、古いが広い庭のある立派な一戸建て。父・鳥雄は、弟・青空の結婚を機に、この家を二世帯住宅に建て替えることを決めたという。しかし、父の計画を聞くうち、小梅は両親の間にある大きな問題があることに気付き、その表情はどんどん曇り始める。

■小梅が初めて依頼する立場に

相島が演じる小梅の父親・真行寺鳥雄(しんぎょうじ・とりお)は、亭主関白で昔かたぎな昭和のがんこオヤジ。都会に出てバリバリ働き、仕事最優先で一向に結婚する気配のない娘について、「弟が先に結婚するなんてお恥ずかしい」と周囲にこぼすなど、“女性の幸せは家庭に入ること”という自分の価値観を押し付けがち。余計な一言が多いが、家族のことは誰より大事に思っている。

宮崎が演じるのは、おっとりとした優しい母親・真行寺喜代子(しんぎょうじ・きよこ)。身の回りのことすべてを妻に頼ってきた夫・鳥雄に長年寄り添ってきた。家族最優先で、いつも自分のことは後回しにしてきたが、今回の二世帯住宅に関しては何やら思うところがあるようだ。

葉山が演じるのは、小梅の弟・真行寺青空(しんぎょうじ・あおぞら)。しっかり者の姉の傍らで、のびのびと育ってきた優しい弟。空気を読んで場を和ませるなど、家族の緩衝材のような存在で、父・鳥雄から新婚での二世帯同居を勧められても、異論を唱えたりしない。

徳重が演じるのは、真行寺家の二世帯住宅プランを担当する、地元の住宅メーカー・すまいる住宅の営業担当・磯辺正一(いそべ・しょういち)。真夏でもきっちりと身だしなみを整え、いかにも田舎の営業マンといった風貌だが、仕事はきっちりこなすベテラン。小梅が同業者だと知り、少々やりにくさを感じている。

今回は、これまでリノベを提案する側だった小梅が、初めて依頼する立場に。高齢の両親に新婚の弟夫婦、二世帯住宅、さらに小梅にとっても忘れられない家族との大切な思い出の数々。思い入れのある我が家を改築するとき、当事者となった小梅は何を思い、家族のためにどう立ち振る舞うのか――。

第7話にゲスト出演する4人からコメントが到着した。

相島一之(真行寺鳥雄役)コメント

とても面白いドラマだと思いました。成長した娘と父親、長年連れ添った夫婦、それぞれの関係性がよく描かれていて、そこに、家を二世帯住宅に建て替えるという問題が絡んできます。リノベーションを通して、家族間のこんがらがった糸をほぐしていく…その過程がすごく面白かったですね。

演じる鳥雄は、ザ・昭和のお父さん。昔の価値観のままでちょっと頑固(笑)。でも、子供たち、家族のことが大好きなんです。ただ、照れもあって、「これを言ったら、大変なことになる!」ということをよく口走ってしまう、そんなタイプです。撮影では、まるふくのメンバーと撮影できたのが楽しかったですね。エンケン(遠藤憲一)と、こんちゃん(近藤芳正)は、同い年で同級生。長い付き合いなんです。そういうやつらと宴会のシーンがあって楽しかったです。

第7話は、リノベお仕事ドラマであり、きちんとしたホームドラマです。見た人全員が自分自身に思い当たる部分がきっとある。僕も幼い頃、家を建て替えると聞いてワクワクした経験がありますが、そういった家にまつわるワクワク感やビフォーアフターも楽しめて、すごくよくできた物語になっています。

宮崎美子(真行寺喜代子役)コメント

演じる喜代子は、頭の切り替えの早い、さっぱりした人です。こうだと思ったらすぐに行動もできる人。小梅の結婚について、もちろん心配はしていますが、そんなに焦っても仕方がない。本人次第と、さっぱり考えている人です。その辺は小梅の性格にも影響しているのかなと思います。

舞台となる静岡県富士宮市といえば、焼きそばということで、富士宮焼きそばを振る舞うシーンが出てきます。そのシーンでは、まるふく工務店の皆さんにお会いできてうれしかったです。住まいというのは、その家族の在り方を示しています。小梅がどんな家、住まい、家族のもとで生まれ育ち、彼女がどう形成されていったのかが分かる回になっています。お楽しみに。

■葉山奨之(真行寺青空役)コメント

僕も物件に興味があるので、リノベによって住まいが生まれ変わる、その想像をしながら台本を読むという、この作品でしかできない楽しみ方であっという間に読み終えました。なにより波瑠さんはじめ、“魔法のリノベチーム”が1話から創り上げてきた世界に、大好きなヨーロッパ企画・上田(誠)さんの脚本、以前ご一緒した瑠東(東一郎)監督の世界観に僕も参加できるんだ!と、楽しみでした。

撮影の空き時間、ちょうど小腹が空いてきた時間帯でなにか甘いものでも食べたいなと思っていたタイミングで、お母さん役の宮崎美子さんより「プリン」の差し入れを頂きました。まるで本当のお母さんの様に、僕の表情と心の気持ちを読み取ってくれたんだ!と思いうれしくなりました(笑)。プリンのおかげでその後、家族のシーンを元気に、リラックスして挑めたと思います!宮崎美子さんありがとうございました!

第7話は、ズバリ、家族がテーマです!この一話にたくさんの感情がつまっていて、特に家族と“富士宮焼きそば”を大切にしようと思える話になっています!ぜひ、家族皆さんで見ていただけたらうれしいです!

■徳重聡(磯辺正一役)コメント

自分自身もキッチンをリノベーションして、リビングの空間を広くした経験があるのですが、コストも安く、幸せな自分たちの空間を作ることができてとてもうれしく思いました。私が演じる地元の住宅メーカー営業の磯辺は、すごく人柄の良いおじさまです。第7話の見どころは、“親子げんか”。特に、父親とのやり取りで強気に発言する波瑠さんの役どころなど、新鮮で面白いと思います。そして徳重演じる磯辺は、それをフォローして右往左往しております。ぜひご覧ください。

■第7話あらすじ

弟・青空(葉山奨之)の結婚式に出席するため、3年ぶりに静岡の実家に帰った小梅(波瑠)は、両親から、弟夫婦と暮らすために家を二世帯住宅に建て替えると打ち明けられる。しかしよく聞くと、新居には父・鳥雄(相島一之)の夢と希望こそ詰まっているものの、母・喜代子(宮崎美子)の居場所が見当たらない。妻への配慮に欠けた鳥雄の言動に不安を覚えた小梅は、急きょ休みを延長して、住宅メーカーの担当者・磯辺(徳重聡)との打ち合わせに立ち会うことにする。

案の定、提案された3階建てのプランは家事動線があまりに悪く、小梅は両親の間にある決定的な問題に気づいてしまう。危機感を募らせる小梅は、隠居生活の醍醐味(だいごみ)とばかりに家の中でふんぞり返っている鳥雄に次々と物申すが、一方の喜代子は気遣い不要と、あくまで夫の言うことに従うつもりらしい。鳥雄との仲がこじれ、悩んだ小梅がふと「玄之介(間宮祥太朗)さんがいたら…」と思いをはせると、そこへ突然、竜之介(吉野北人)が現れる。急きょ休みをとったという竜之介は驚く小梅をよそに、まんまと真行寺家に上がり込み、小梅の外堀を埋めるかのように鳥雄と喜代子に猛アピールを始める。

翌日、青空と妻の樹(田中真琴)も同席する中、磯辺が再びプランを持ってやって来る。すると、意外な人物がそのプランに断固反対の意思を見せ、さらに、新居が3階建てになった思わぬ理由も明らかになる。

同じ頃、グローバルステラDホームでは有川(原田泰造)が久保寺(金子大地)ら円卓の部下団を招集し、ある壮大な計画を発表する。さらに久保寺には、計画遂行を阻む人物への接触を命じる。

「魔法のリノベ」第7話にゲスト出演する葉山奨之、相島一之、宮崎美子、徳重聡(写真左から)/(C)カンテレ