チェルシークリスタル・パレス所属のコートジボワール代表FWウィルフレッド・ザハに関心を寄せているようだ。28日、イギリス紙『デイリーメール』が伝えている。

 報道によると、チェルシーを率いるトーマス・トゥヘル監督は今夏の前線の補強を希望しており、現在複数の選手の動向を注視しているとのこと。バルセロナ所属の元ガボン代表FWピエール・エメリク・オーバメヤンやエヴァートン所属のイングランド人FWアンソニーゴードンへの関心がすでに明らかになっているが、ザハも獲得候補としてリストアップされているようだ。

 チェルシーのトップターゲットオーバメヤンだとされているものの、同選手の獲得をめぐっては移籍金や条件面をめぐる交渉が難航。また、マンチェスター・Uも同選手に関心を寄せているとの報道もあり、獲得できるかは不透明な状況となっている。チェルシーはこうした状況を鑑み、プレミアリーグでの実績が豊富なザハへのオファーを検討しているようだ。なお、今年11月で30歳を迎えるザハも、今後数年が自身のビッグクラブ移籍のラストチャンスだと考えているようで、今夏の移籍を決断する可能性もあると『デイリーメール』は指摘している。

 現在29歳のザハはクリスタル・パレスの下部組織出身。同クラブのトップチームを経て2013年1月にマンチェスター・Uに完全移籍で加入した。しかし加入後は十分な出場機会を得ることができず、他クラブへのレンタル移籍を繰り返した。2015年2月に完全移籍でクリスタル・パレスに復帰。同クラブでは主力として活躍しており、ここまで公式戦433試合86ゴール73アシストを記録している。今季もここまでプレミアリーグで3試合に出場し3ゴールを挙げている。

 近年、ビッグクラブからの関心が度々噂されていたザハ。チェルシー移籍は実現するのだろうか。

チェルシーからの関心が伝えられたザハ [写真]=Getty Images