大いに沸いた応援キャンペーンだが、まさかの中止となってしまった。

浦和レッズのFWキャスパー・ユンカーが愛しているラーメン店、東京の池袋にある『麺創房 無敵家』が応援キャンペーンを実施することを発表していた。

ユンカーは過去2度にわたって来店。初来店後の横浜F・マリノス戦ではハットトリックを達成。2度目の来店は先週行われ、その後のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)準決勝の全北現代モータース(韓国)戦では、2-1でビハインドだった延長後半15分に値千金の同点ゴールを決め、決勝進出に貢献していた。

その縁もあり、『麺創房 無敵家』は27日に応援キャンペーンの開催を発表。今シーズンのJリーグが終了する11月5日まで浦和のユニフォームを着用して来店した方に、ユンカーが愛する「1ポンド・ドカ盛りちゃうしゅう麺(税込1950円)」を1650円で提供すると発表。11月6日から浦和のACL決勝が終わる2023年2月26日までの期間は、来店者全員に割引するというものだった。

これには浦和ファンの他、ユンカー自身も反応していたが、思わぬハードルがあったようだ。

『麺創房 無敵家』は29日にツイート。『応援キャンペーン中止のお知らせ』と題して、無念の中止となることを説明した。

9月10日から予定しておりました、キャンペーンは商標権に関わる事ではないか…というご指摘がありましたので、大変残念ですが一旦中止させて頂く事になりました」

「楽しみにしてくださったサポーター、ファンの皆様には誠に申し訳ありません。形を変えて新たな企画を考えますのでご期待ください」

権利の問題だけに、強行することは得策ではなく、この段階での中止決定は苦渋の決断だったと思われるが、賢明な判断だっただろう。

ただ、浦和のファンは「キャンペーンなんてなくたって聖地巡礼として行く」、「キャンペーンが無くても行きます!」と、キャンペーンの有無に関係なく、ユンカーを支える『麺創房 無敵家』を訪れるという声が多数。浦和のサポーターにとっては、すでに愛すべき店になっているようだ。

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