ウォルバーハンプトンが、シュツットガルトオーストリア代表FWサーシャ・カライジッチ(25)の獲得を決定的にした。

今夏の移籍市場でバイエルンドルトムントといった国内クラブ、プレミアリーグ勢から熱視線が注がれていたカライジッチ。選手本人が今夏のステップアップを希望し、先週末のケルン戦では招集外となったことで、移籍が決定的と見られていた中、新天地はウルブスになるようだ。

移籍市場に精通するジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏によると、ウルブスとシュツットガルトは1800万ユーロ(約25億円)+アドオンという条件でクラブ間合意。すでに個人間合意に至ったカライジッチは、29日夜にイングランドに渡航する予定だという。

カライジッチは母国のアドミラ・ヴァッカー・メードリングでキャリアをスタートし、2019年にシュツットガルトにステップアップ。200cmの超大型ストライカーは、加入直後に負った右ヒザ前十字じん帯断裂の重傷でデビューまで時間を要したが、加入2年目となった2020-21シーズンのブンデスリーガでは33試合16ゴール6アシストと圧巻の数字を残し、ブレイクを果たした。

昨シーズンは肩のケガでシーズン前半戦をほぼ棒に振る形となったが、後半戦はほぼフル稼働し15試合6ゴール2アシストの数字を残し、チームの1部残留に貢献していた。

また、セルビアオーストリアの二重国籍を有していたが、生まれ故郷のオーストリア代表でのプレーを選択し、ここまで15試合4ゴールを記録している。

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