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話題の新型トヨタ・シエンタ

先日フルモデルチェンジを果たして3代目へと進化したトヨタシエンタ

【画像】似てる?【新型シエンタ/カングー/ベルランゴ/パンダのデザインを比較】 全172枚

普段づかいにも最適なコンパクトな5ナンバーサイズのボディと両側スライドドアを持つ利便性の高さや、3列7人乗り仕様と2列5人乗り仕様を用意してファミリーユースだけでなく、最近流行のアウトドアレジャーや車中泊にもピッタリのパッケージを持った人気車種だ。

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トヨタシエンタ    トヨタ

新型となった3代目も前述の長所は踏襲しながらも、最新のパワートレインを搭載し、先進安全装備も充実したものとなっており、ハイブリッドモデルに待望の4WDモデルを設定するなど従来型で「こうだったらいいな」というポイントを須らく網羅している点はさすがトヨタといったところだろう。

またエクステリアデザインも、どちらかというとクセの強かった先代型に対して、丸と四角を効果的に組み合わせた温かみのあるデザインとなっており、CMでは愛犬を模したイメージ戦略を実施するなど、先代以上に愛されそうな1台に仕上がっている点も見逃せないポイントといえそうだ。

そんな新型シエンタではあるが、その注目度の高さ故か、ネット上では賛否両論巻き起こっている様子。

先代型もそうだったが、新型においては先代型以上にそのエクステリアデザインについて論争が巻き起こっているようで、今回はそんな意見も含めてネットの意見をまとめてみた。

大きく変わったエクステリア

新型シエンタについての否定的な意見はほとんどがそのエクステリアデザインに集中しているようだ。

新型シエンタは室内を広く見せつつ、ボディを大きく見せないデザインとして「シカクマルシルエット」と名付けられた箱型のボディを採用しながらもバンパーコーナーやルーフの角を丸めて視覚的にコンパクトに見せるデザイン手法を採り入れている。

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このデザインについて、フィアットパンダに似ているという声や、ルノー・カングーやシトロエン・ベルランゴといった欧州のマルチパーパスビークルに似ているという声が多く挙がっており、パクリデザインと断定するような声も多く挙がっていた。

それ以外の意見としては、最上級グレードが300万円に迫る価格となったことで大幅な価格上昇となってしまったことや、その価格帯であるにもかかわらず、今では軽自動車にも採用されるようになっているブレーキホールド機能を持つ電動パーキングブレーキが備わらない点を指摘する声もあった。

また、長きに渡る半導体不足の影響によって一部グレードや一部装備を装着すると納期が大幅に後ろ倒しになる点については一定の理解を示しながらも、先行して生産される仕様がほぼ最上級グレード一択になってしまう点に不満を感じるという声も見られた。

デザインへの好意的な意見は?

新型シエンタに対する好意的な意見もまた、エクステリアデザインにまつわるものが多く寄せられていた。

中には先代型の個性的なルックスが苦手と感じていて、新型の癒し系のルックスに好感を覚えたという意見や、トールワゴン風のボディ形状と前後のランプ類の位置関係から往年の「ファンカーゴ」を思わせる道具感がよさそうという声もあった。

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先代のトヨタシエンタはモデル末期でも販売が好調だった。

また、欧州車に似たテイストであることを理解したうえで、カングーやベルランゴは3ナンバーサイズで取りまわしに不安だったので5ナンバーサイズに収まっているシエンタは大歓迎といった意見や、燃費瀬能に優れるハイブリッド仕様をラインナップするシエンタは魅力的という声もあり、むしろ欧州車風のデザインであることをプラスに捉えている声が多かった。

その他の意見としては、意外にもメーカーオプション設定されている「天井サーキュレーター」を歓迎する声が多く、リアエアコン(リアクーラー)までは必要ないけれど、従来型では後部座席に座る子どもやペットなどが暑そうにしていたので、効果が期待できそうという意見も見られた。

このように賛否分かれた新型シエンタのエクステリアデザインであるが、購入を検討しているユーザーの多くは好意的に受け止めており、そうでない人たちからは否定的な意見が出ているという興味深い状況となっていることが分かった。

よくよく考えてみると、先代型が登場したときも似たような状況となっていたが、フタを開けてみればモデル末期まで安定した販売をマークする人気車種となったわけで、新型も同様になるのか、はたまた真逆の結果となるのか、今後の展開が楽しみな1台といえそうだ。


賛否両論 新型トヨタ・シエンタへの声 既視感あるデザインや価格上昇 どう評価?