俳優トム・ハンクスが主演する映画『ピノキオ』(ディズニープラス9月8日配信開始)より、ピノキオを取り巻く重要キャラクターの日本版声優が発表され、ゼペット役を江原正士、ブルー・フェアリー役を妃海風、コーチマン役を吉原光夫、新キャラクターのファビアナ役を早見沙織が演じることが明らかとなった。

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 ディズニーの名作アニメーションをロバート・ゼメキス監督が実写化する本作。ピノキオを作ったおじいさんゼペット役をトム・ハンクスが演じる。日本語吹き替え版では、ピノキオの声を子役の川原瑛都、コオロギのジミニークリケット役を山本耕史が務める。

 ピノキオは、孤独に暮らすおじいさんゼペットが作った木彫りの人形。ある日、妖精ブルー・フェアリーがこの人形に魔法をかけ、命を授ける。ピノキオは“本当の人間の子”になるという願いをかなえるため、学校に通うのだが、何も知らないピノキオにはその道中さまざまな誘惑や試練が待ち受けていた。

 今回解禁されたのは、ピノキオを取り巻く重要キャラクターの日本版声優。トム・ハンクス演じるゼペットを演じるのは、『フォレスト・ガンプ/一期一会』や『ダ・ヴィンチ・コード』シリーズなど様々な作品で20年以上に渡りトムの吹き替えを担当してきた江原正士。トムのファンからも絶大な支持を受けている江原は、今回の出演について「えっ、トム・ハンクスがゼペットじいさん?と驚きました。かつてピノキオの中に出てくるコオロギのジミニークリケット役を吹き替えさせて頂いたことがあるので、再びこの名作に関われてなおさら嬉しいです!」と喜びを語った。

 木彫り人形のピノキオに魔法をかけて命を授けるほか、劇中では名曲「星に願いを」も披露する重要なキャラクター、ブルー・フェアリー役は、抜群の歌唱力やダンスでファンを虜にした元宝塚歌劇団の妃海風。本作が吹き替え初挑戦となる妃海は、出演が決定した当時を振り返り「本当に夢が叶った…と、驚きと喜びに震えました。昔から『ディズニー吹き替えがしたい!』と、綺麗な星が出ている夜には星に願いをかけていました!ですので、ディズニー作品の吹き替え、しかもブルー・フェアリー役で『星に願いを』を歌わせて頂けると決まった時は、本当に嬉しかったです」と熱くコメント。

 ピノキオを恐ろしい遊園地プレジャー・アイランドに連れて行き、ロバに変えて売りとばそうとするヴィランコーチマン役を務めるのは、吉原光夫。ディズニーの実写映画『美女と野獣』でガストン役を演じたルークエヴァンスコーチマンを演じているが、吉原も同じく実写映画『美女と野獣』でガストンの日本版声優も担当しており、ディズニー実写映画で声優を務めるのは今回が二度目となる。吉原は「正直、コーチマン役と聞いてピンとは来なかったのですが、ルークエヴァンスがこの役を演じていると知り、『おっ!挑戦してみたい!』と思いました!」と、オファーを受けた際の想いを語った。

 そして、実写版から登場する新キャラクターのファビアナ役は、『鬼滅の刃』の胡蝶しのぶ役、『SPY×FAMILY』のヨル・フォージャー役など、数々の大ヒット作で人気キャラクターを演じる人気声優の早見沙織。ファビアナは、ピノキオが囚われてしまう、ストロンボリの人形ショーで働く若い女性の操り人形師で、劇中ではピノキオの味方として手を貸すことになる。

 早見は本作への参加について「子供の頃から当たり前のように名前を知っている『ピノキオ』に、まさか吹き替えで参加できるなんて思ってもみなかったので、驚きと感動に包まれました」と喜びをにじませ、「ファビアナは、厳しい境遇に置かれても、希望を捨てることなく現実を生き抜いていく所が魅力だと思います。ピノキオとどう関わっていくのかは是非本編を観て頂きたいのですが、心温まる素敵なシーンが色々とありました」と、キャラクターの魅力をアピールした。

 映画『ピノキオ』は、ディズニープラスにて9月8日より独占配信。

ディズニープラス『ピノキオ』で日本版声優を務める(左から)江原正士、妃海風、吉原光夫、早見沙織 (C)2022 Disney