テレビジョンがおくる、2022年4~6月放送ドラマを対象とした「第112回 ザテレビジョン ドラマアカデミー賞」全9部門の受賞作・受賞者が出そろった。最優秀作品賞は、二宮和也が4年ぶりに連続ドラマで主演を務めた「マイファミリー」(TBS系)が受賞。「連発する誘拐や警察との攻防という新しさ」が評価され、また「キャストの好演で家族の物語に感情移入できた」と支持を集めた。 同作は作品賞、主演男優賞(二宮)に加え、助演男優賞(濱田岳)、監督賞(平野俊一D、田中健太D、宮崎陽平D、富田和成D)、脚本賞(黒岩勉氏)と5冠を達成した。

【写真】主演女優賞を受賞した今田美桜はトロフィーを手に笑顔

主演女優賞は、 「悪女(わる)~働くのがカッコ悪いなんて誰が言った?~」(日本テレビ系)の今田美桜が初受賞。今田は、大手企業に就職しさまざまな部署に異動となる新入社員・田中麻理鈴(まりりん)役。「明るく前向きなヒロインを嫌みなく演じ、共感を呼んだ」「コミカルな役を最後までブレずに演じた」と絶賛された。

助演女優賞には、土屋太鳳主演「やんごとなき一族」(フジテレビ系)で怪演とも言えるインパクトのある演技を見せた松本若菜が選出された。次々と飛び出る印象的なセリフや変顔、替え歌などは、ネットで“松本劇場”と話題を呼んだ。

ドラマソング賞は、「金田一少年の事件簿」の主題歌であるなにわ男子の「The Answer」。メンバーの道枝駿佑が主演した同作の世界観に合った、ミステリアスな曲調が人気を集めた。

また、間宮祥太朗が主演した「ナンバMG5」(フジテレビ系)から、主人公の剛(間宮)が幼少期から“弟”としてかわいがっている難破家の愛犬・松が、ザテレビジョン特別賞を受賞。演じたのは柴犬の豆三郎。つぶらな瞳でかわいらしいが、声は津田健次郎による“イケボ”というギャップで人気者になった。

ドラマアカデミー賞の特設サイトでは、各受賞者のインタビューや、ランクイン作品の一覧、過去の受賞一覧などを掲載している。

■第112回ドラマアカデミー賞 受賞作一覧

最優秀作品賞:「マイファミリー」

主演男優賞:二宮和也(「マイファミリー」)

主演女優賞:今田美桜(「悪女(わる)~働くのがカッコ悪いなんて誰が言った?~」)

助演男優賞:濱田岳(「マイファミリー」)

助演女優賞:松本若菜(「やんごとなき一族」)

監督賞:平野俊一D、田中健太D、宮崎陽平D、富田和成D(「マイファミリー」)

脚本賞:黒岩勉氏(「マイファミリー」)

ドラマソング賞:なにわ男子「The Answer」(「金田一少年の事件簿」)

テレビジョン特別賞:松(津田健次郎&豆三郎)(「ナンバMG5」)

第112回ドラマアカデミー賞で二宮和也主演「マイファミリー」が5冠を達成/(C)TBS