元イタリア代表FWマリオ・バロテッリの新天地が決まりそうだ。31日、移籍市場の専門家であるジャンルカ・ディ・マルツィオ氏が、自身の運営するウェブサイトで報じた。

 報道によると、行き先はスイスシオンとなる模様。今日31日にもメディカルチェックの受診と契約の正式なサインが行われる予定だと伝えている。

 また、同選手を巡ってはギリシャのAEKアテネも興味を持っていたものの、バロテッリがよりスイス行きを希望したため、立ち消えとなっていた。

 なお、シオンイタリア代表の先輩であるジェンナーロ・ガットゥーゾ氏(現バレンシア監督)や、湘南ベルマーレに所属するFW若月大和もかつて在籍していた。

 バロテッリは現在32歳。インテルマンチェスター・シティでのプレーを経て、2013年冬にミランへと移籍。その後もリヴァプールやニース、マルセイユなど多くのクラブでプレーしている。現在所属するアダナ・デミルスポルには昨夏加入し、リーグ戦31試合出場で18得点を挙げる活躍を見せた。

 しかしながら、2010年代前半には数多くのトラブルも起こしており、2011年3月には当時所属していたマンチェスター・Cにて、同クラブの下部組織の選手にダーツを投げつける、移籍後9ヶ月で愛車が27度ものレッカー移動を受けるなど、警察の厄介になることも多かった。

 素晴らしい才能の持ち主ながら、“渡り鳥”のように移籍を繰り返し続けてきたバロテッリ。次のスイスが、安住の地となれば良いが果たして。

バロテッリのスイス行きが近づくか [写真]=Getty Images