シアターカンパニー・カクシンハンは、2012年の発足以来、「現代を生きるわたしたちに届くシェイクスピア」をテーマに、シェイクスピアの魅力を伝える活動を続けています。
これまでにおよそのべ350ステージの作品を発表し、加えてワークショップの開催や俳優養成所の発足など、若手の育成にも力を注いできました。
しかし、新型コロナウイルス感染拡大がはじまった2020年からの約3年間で大きな公演が3度中止となり、今年7月に予定していた『シン・タイタス』の公演は、あとは劇場で通し稽古をするのみという段階で、公演初日の2日前に中止を決断せざるを得ませんでした。
そんなこの3年間も、劇場費用や稽古場費用、俳優・スタッフへの補償をお支払いをしてきましたが、今年は公演中止への助成金などは一切出ない状況です。
そこで今回、クラウドファンディングにて皆さまのお力をお借りし、中止となった『シン・タイタス』のスタッフ・キャストへの補償をし、2023年度に満員の観客席の中でこの作品を世界に解き放ち、今後もシェイクスピアを上演し続けられる体制を整えたいと考えています。皆さまからのあたたかいご支援をお待ちしております。
- シアターカンパニー カクシンハン
まだ発足10年にも満たない弊団体が、何とかこうして活動を継続してこられたのは、他でもない観客の皆さま、そして作品や活動に力を注いでくれたすべての俳優・スタッフのおかげです。心から感謝申し上げます。
さらには演劇作品の発表のみならず、ワークショップや講義なども大学や企業などでも定期的に行い、俳優養成所カクシンハン・スタジオを発足し、育成にも力を注いできました。演劇のみにとどまらないシェイクスピアの面白さを届けるプロジェクトを手掛けています。
400年前から残り続ける、人類の叡智が詰まったシェイクスピア作品と向き合うことで、私たちは生きるエネルギーと知性と心の豊かさに触れることができます。2022年の激動の世界では、シェイクスピア演劇を通して得られる「いかに生きるべきか」「人間とはどのような存在なのか」という途方もない問題提起は、ますます意味を持つでしょう。
シェイクスピアの火を絶やさぬよう挑戦と改善を繰り返しながら、コロナ禍での新たな時代に継続可能な体制を整えます。これからもシェイクスピアの面白さを届けていくために、皆さまのあたたかいご支援をお願い申し上げます。(シアターカンパニー・カクシンハン 木村龍之介)
インターネット上で支援金を募る仕組み。All or Nothingというルールで、目標金額に達成しなければ集まった支援金は全て返金になる。支援者は支援額に応じたリターンを受け取ることができる。
配信元企業:株式会社トゥービー
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