女優の永野芽郁が主演する映画『マイ・ブロークン・マリコ』より、永野演じるシイノと奈緒演じるマリコが2人きりで線香花火をする様子を切り取った場面写真が解禁された。

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 平庫ワカの同名漫画をタナダユキ監督のメガホンで実写化する本作は、やさぐれたOL・シイノトモヨが親友の遺骨と共に旅をする姿を描く。先日、カナダ・モントリオールで行われたファンタジア国際映画祭で最優秀脚本賞を受賞した。

 うっ屈した日々を送るOL・シイノトモヨは、テレビのニュースで親友のイカガワマリコが亡くなったことを知る。学生時代から父親に虐待を受けていたマリコのために何かできることはないか考えたシイノは、マリコの魂を救うため、強奪した遺骨を抱いて2人で旅に出ることに…。

 今回解禁となった場面写真は、シイノ(永野)とマリコ(奈緒)が線香花火をするシーン。劇中で“花火”は中学生の頃のシイノとマリコにとって忘れられない、2人の関係をまた特別なものにするキーワード。大人になり、広い屋上で肩を寄せ合いながら静かに線香花火をする2人の姿は、映画の中でも象徴的に描かれる。

 平庫のイラストにインスパイアされて入れられたシーンは、線香花火の着火時間が予想できないこともあり、本作の中でも撮影に最も時間を要したという。花火をしながらの2人の会話は、長回しで撮影され、撮影当日に急きょ足されたせりふも多くあったそう。秋を感じさせる気候が続く夏の終わりにぴったりな1枚。シイノとマリコが柔らかい表情を見せている。

 映画『マイ・ブロークン・マリコ』は、9月30日より全国公開。

映画『マイ・ブロークン・マリコ』場面写真 (C)2022映画『マイ・ブロークン・マリコ』製作委員会