豪州の年金基金が保有するグローバルな資産運用会社であるIFMインベスターズは、同社初の最高戦略責任者にルバ・ニクリナ（Luba Nikulina）氏を任命したことを発表しました。
ニクリナ氏は、投資業界において25年以上の経験を有し、前職では、WTW（旧ウイリス・タワーズワトソン）にてリサーチ部門のグローバルヘッドを務め、世界有数のアセットオーナーに対し、戦略、ガバナンス、投資に関する助言を提供し、100名を超えるアナリストチームを統括しました。WTW在籍中は、ロンドンとニューヨークを拠点に、プライベートマーケット事業体制の確立に従事しました。
IFMは、年金基金が保有する長期投資家として、全世界で600を超える年金基金や価値観を共有する投資家のために投資を行い、その加入者や受益者の投資ニーズを満たすことを最終目的として、投資家と緊密に連携して業務を行っています。
IFMの協調的アプローチと一致して、ニクリナ氏自身も、英国政府の社会的インパクト投資タスクフォース（Social Impact Investing Taskforce）やロンドン市の社会経済的多様性タスクフォース（Socioeconomic Diversity Taskforce）のメンバーを務めた他、投資コンサルタント持続可能性作業部会（Investment Consultants Sustainability Working Group）の共同議長を務めた経験を有し、その他多くのグローバルな業界横断的イニシアチブに貢献してきました。
さらに同氏は、「欧州金融業界で最も影響力のある女性100人（FN100 Most Influential Women in European Finance）」に過去8年間選出されており、ハーバード・ビジネス・スクールにて上級マネジメントプログラム（AMP）を、ロンドン・ビジネス・スクールにて経営学修士号（MBA）を取得しています。
IFMインベスターズの最高経営責任者であるデイビッド・ニールは、次のように述べています。「新設の役職である最高戦略責任者として、ニクリナ氏が、IFMインベスターズに入社されたことを嬉しく思います。当社の投資家や、その加入者である看護師、教師、建設業、接客業などの働く人々のニーズに応え続けるために、IFMのグローバル戦略を率いてくれることでしょう。同氏は、経験豊富で強力なグローバルチームのリーダーであり、IFMのESGやサステナビリティに対するコミットメントを共有し、働く人々の長期的な退職資金を保護・成長させるという当社のパーパスの実現に貢献するものと期待しています」
IFMインベスターズの最高戦略責任者に就任するルバ・ニクリナ氏は、次のように述べています。「長期資金の重要性がかつてないほど明確になっている今、年金基金が保有する世界最大級のプライベートマーケット運用会社の一員になれたことを光栄に思います。IFMとそのチームは、長期的な視点で責任投資に取り組む投資家であり、幅広い経済・社会的利益をもたらす資産に投資し、リスク調整されたリターンを実現してきた実績があります。私は、IFMの顧客投資家によって代表される、世界の何百万人もの働く人々の利益のために、このような強固な基盤をさらに強化し、IFMの投資能力を発展させることに努めてまいります」
IFMインベスターズについて
IFMインベスターズは25年以上前に、人々の退職資金を長期にわたり、保護・成長させることを目的として設立されました。豪州の複数の年金基金を株主とし、2022年6月30日現在、1,990億豪ドルの運用資産残高を有しています。産業界の年金基金が保有する運用会社であるIFMインベスターズは、優れた長期的なリスク・リターン特性を有し、地域社会への幅広い経済的・社会的利益をもたらす資産に焦点を当てることで、目線を共有する世界中の600超の投資家の利益を優先しています。IFMは、国連が支援する「責任投資原則」に署名しており、投資先企業と積極的にESG問題に取り組み、投資リスクを最小限に抑えつつネットパフォーマンスを向上させることを目指しています。メルボルン、シドニー、ロンドン、ベルリン、チューリッヒ、アムステルダム、ニューヨーク、香港、ソウル、東京のオフィスを拠点にグローバルに事業を展開し、インフラストラクチャー、デット、上場株式、プライベート・エクイティ資産を対象に運用を行っています。詳細については、http://www.ifminvestors.com/ をご覧ください。
配信元企業：IFMインベスターズ・ジャパン・ピーティーワイ・リミテッド
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