9月4日に放送された、日本テレビ系のバラエティ番組『世界の果てまでイッテQ!』での罰ゲーム企画が物議を醸している。

 この日『イッテQ』は人気企画の「出川女子会」のスピンオフで、デヴィ夫人を主役とした「デヴィ女子会」が行われ、デヴィ夫人堀田茜・谷まりあ箭内夢菜の4人がドバイへやって来た。物議を醸したのは、彼女らが2日目のロケで訪れたグランピング施設での罰ゲーム企画であった。

 グランピング施設では、冷暖房・シャワー完備のドームテントで宿泊できる事になったのだが、泊まれるのは3名までで、罰ゲームに負けた1名は近くに設営したミニテントで宿泊しないといけないという。

 ​>>『イッテQ』河北麻友子にデヴィ夫人も不快感?「そんなことにケチつけるの」新メンバーへの発言が物議<<​​​

 快適なドームテントでの宿泊を懸けて4人は、肺活量を競うゲーム(カシューナッツストローで吸い、離れたお皿へ運ぶ)にチャレンジしたのだが、82歳の後期高齢者であるデヴィ夫人は当然、20代の他の女子メンバーに敵うはずもなく、一人負けをしてしまった。その結果、デヴィ夫人は豪華バーべキューの夕食もお預けされたうえ、過ごし辛いミニテントで、一晩明かさなくてはいけなくなってしまったのだ。

 だが、ドバイの夜は気温が高く、非常に危険な状態になるため、デヴィ夫人は「これはダメですよ。無理ですよ」と番組ディレクターに抗議したほか、他のメンバーからも「82歳の方にはキツイと思います」といった心配の声が上がっていた。

 結果的に番組ディレクターが彼女らの訴えを受け入れ、ディレクターがデヴィ夫人に直接謝罪する事になった。

 デヴィ夫人の怒りは相当なものだったようで、「こんなバカな案(企画)を作ってきて」「これは人道に反します」とディレクターに土下座を強要。デヴィ夫人に逆らえないディレクターは「ご高齢の方に失礼な事をしたなと思っております」と砂利道に膝をつき、デヴィ夫人に謝罪するシーンが放送された。

 ネットでは、ディレクターが土下座した事について、様々な声が挙がった。番組でも紹介されたように、ドバイの夜は非常に危険であり、「これはやりすぎ」「罰ゲームの必要あった?」とスタッフ側を非難する声のほか、土下座を強要したデヴィ夫人にも「今の時代の土下座強要はあり得ない」「さすがに気分が悪い」「デヴィ夫人もやりすぎでは?」といった非難の声もあった。

 番組としては、罰ゲームで盛り上がりたかったのかもしれないが、結果的に誰も得をしない結末になってしまったようだ。

デヴィ夫人