10月14日(金)に公開される『もっと超越した所へ。』より、ノリと勢いだけで生きている根拠のない自信家フリーター・泰造を演じたオカモトレイジ(OKAMOTO’S)の場面写真が公開となった。

原作・脚本は、演劇界最高の名誉・岸田國士戯曲賞の最終候補に4度選出されるなど演劇界の最先端をひた走る劇作家・根本宗子。根本にとっては初の作品映画化となる。“映像化不可能”と言われた伝説の舞台を自ら大胆なアレンジで表現。クズ男を引き寄せてしまう4人の女性の恋愛模様と、彼女たちの意地とパワーが引き起こすミラクル、めんどくさい感情とキレッキレの本音をさらけ出しながらも、強くたくましく生きる姿が痛快に描かれている。

監督は、ドラマ『忘却のサチコ』『有村架純の撮休』などテレビ、星野源乃木坂46のMV・CMで活躍する映像クリエーター・山岸聖太。「根本宗子」本公演『愛犬ポリーの死、そして家族の話』密着ドキュメンタリーの監督を務めるなど、根本の世界観を熟知する監督が、全幅の信頼のもと、たくましくも清々しい根本ワールドを映像化した。

このたび公開されたのは、いつでもハイテンションで、自信家のフリーター・泰造(オカモトレイジ)が、見た目も心も彼氏に染まるショップ定員ギャル・美和(伊藤万理華)と同棲するアパートで電話をかける場面写真。

泰造は一緒にいると楽しいけれど、自分のこと優先しまくり男子。何かあるとすぐテンパる頼りのなさはあるが、ノリの良さでなんとかしてしまう泰造に、自分の悩みをはぐらかされても、彼の言うことは絶対と疑問にフタをして心酔する美和。サングラス、アクセサリー、メイク道具やカラフルな小物たちでデコられた、生活感あふれるおもちゃ箱のような部屋で暮らすふたりはいつでもなんでも笑い合えるけど、この幸せは本当にちゃんと続くのか……?

ロックバンド OKAMOTO’SのドラマーやDJなどの音楽活動にとどまらず、ファッションモデル、プロデュースなどトレンドキーパーとしてジャンルを問わず、現代のカルチャーシーンを牽引するオカモトレイジ。原作・脚本の根本は泰造役について、「この役だけは俳優が職業ではない人に演じてみて欲しかった。」と語り、「OKAMOTO'SのMCのときのレイジさんを見ていて、そのままやってくださったらめちゃくちゃ面白い泰造になるはず!と強く推薦しました」と起用理由を明かしている。また、映画脚本化にあたり根本は、自分らしいスタイルでファッションリーダーとしても注目されるオカモトの日常的な趣味嗜好やファッションアイテムも反映し当て書き、彼ならではの泰造を生み出したという。

ノリでオファーを受けたというレイジは、本格的な演技に初挑戦。共感のできなさに困惑しつつも、監督と根本の「レイジくんそのままでいいんです!」という言葉を信じ、愛すべきクズ男・泰造を演じきった。

あわせて公開された撮影中のメイキング写真は、泰造と美和の足の踏み場もないカラフルな生活感あふれる部屋で、スタッフに囲まれながらも、自然体で堂々としているレイジの様子が垣間見える1枚となっている。

『もっと超越した所へ。』
10月14日(金)より公開

『もっと超越した所へ。』