「上杉と武田のコンビ最高」「黒田くんの言葉はいつも深い」「信長かっこよすぎる」「王道展開」と視聴者を虜にした『新・信長公記~クラスメイトは戦国武将~』第7話(読売テレビ日本テレビ系、毎週日曜よる10時30分から放送)。戦国武将のクローンが集まる100年後の高校という“ありえない設定”だったはずが、いつのまにか武将たちに愛着がわき、引き込まれていく異色の王道ドラマ。主演の永瀬廉が見せる織田信長は絶妙で、飄々としているのにカリスマ性が光る。個性あふれる俳優陣のパワーを一手に引き受け、緩やかにしっかりとまとめあげてくれる。15歳らしく迷いながらも、進み続ける武将たち。上杉謙信(犬飼貴丈)ら武将コンビの関係、伊達政宗三浦翔平)らの新たな展開、武将たちの名台詞の数々が「刺さる」と話題だ。

(以下、第7話ネタバレあり)


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「つれないことをいうな、同い年ではないか」

信長(永瀬廉)と徳川家康(小澤征悦)のシーンが、こんなにも優しく胸を打つとは。そして改めて、彼らはまだ15歳なのだと実感する。直球で心を通わせようとする信長、それにとまどう徳川家康、それぞれに高校生らしい若さと勢いを感じる。仲間と助け合い、自分はどう生きていくのかと問い続ける姿はまさに“青春”。感情を溢れさせて弾けるクラスメイトとは対照的に、信長はマイペースでなかなか感情が読めない。しかし信長は悩みながらも、常に仲間のことを考え、行動してきた。そんな信長が丁寧に積み重ねられてきたからこそ、徳川家康とのシーンが心に響く。「良い顔してた 」「オーラが増してる 」と永瀬廉の演技がじんわりと染み渡り、余韻を残した。



熱い青春から目が離せないが、学園ドラマには恋も欠かせない。“クラスメイトは戦国武将”というサブタイトルに、紅一点みやび山田杏奈)。武将全員が恋に落ちる展開もありえたが、落ちているのは秀吉(西畑大吾)のみ?みやびは敬語を崩さず一線をひいているようにも見えるが、いつのまにか相手の心に入り込む軽さがある。


山田杏奈はそのバランスを上手く表現し、ドラマにまとまりをもたらしている。みやびは学園のマドンナではないが、そのブレない芯の強さから武将たちに信頼され、大切にされてきたヒロインだ。信長から優しい笑顔を向けられることも増え、「みやびになりたい」と願う視聴者も続出。一方、信長に想いを募らせる本多忠勝(阿部亮平)には、「可愛い」「この恋が実りますように」「周りにバレ始めていておもしろい」と今回も応援コメントが集まっていた。


そして第7話では、恋愛要素が新たに投入?魅せてくれたのは三浦翔平。強くてクールな伊達政宗を鮮やかに演じている。黒百合高校のジャンヌ・ダルクから仲間を守ろうと現れた瞬間、SNSでは「伊達きたぁーーーー!!」「ヒーローすぎる」「めちゃくちゃかっこいい」と大盛り上がり。


一騎打ちとなるジャンヌ・ダルク伊達政宗だったが、急に戦うのをやめ、時が止まったような二人。


「まさか…?」「好きになっちゃったの?」「恋はじまっちゃったの?」と予想外の展開にコメントが殺到。裏切りに厳しい一面も見せていた伊達政宗。敵と恋に落ちる展開はありえるのだろうか。シリアスなシーンはもちろん、コスプレを披露するなどコメディでも楽しませてくれる三浦翔平の、ときめきの恋愛パートにも期待したい。



“青春”はもちろん、恋愛だけではない。上杉謙信(犬飼貴丈)と武田信玄(満島真之介)の絆、黒田官兵衛(濱田岳)と竹中重治(栁俊太郎)の過去の因縁…「関係性がどれも胸熱」と話題の武将コンビの関係にも、少しずつ変化が見られた。



信長(永瀬廉)につなぐため、徳川家康(小澤征悦)と全身全霊で戦った武田信玄だったが、黒百合高校が現れたことで戦いは一時休戦。武田信玄は、失意と不安入り混じる複雑な心境でいた。自分の戦いに意味はあったのだろうか。

「お前の戦いは 決して無駄にはなっていない」

他の誰でもないライバルからの言葉は、心に強く響いたはず。第6話で、武田信玄への熱い想いを溢れさせていた上杉謙信。誰よりも武田信玄の良さを知り、苦悩を理解している。しかし直接交わす言葉は少ない。そのかわり、全ての想いは拳に込められた。本気の不意打ちにもかかわらず、当たり前のように受け止める武田信玄。かすかに微笑む上杉謙信

「お前のつくった石垣は そう簡単には壊れないよ」

このシーンは、「拳で語り合うのが武田と上杉コンビ」「二人の間でしか分かり合えないものがあるんだって伝わってきた」と話題に。


犬飼貴丈と満島真之介のシーンは、目線や表情が多くを語る。二人の間に流れる静かだが熱い空気は、良きライバルの証。彼らは、まさに“役を生きている”。描かれない部分まで想像させる演技はさすがだ。その深すぎる関係に、スピンオフの配信も決定。次回予告には、そんな二人が背中合わせとなり共闘する姿も。「上杉武田コンビ激アツ」「上杉くんめっちゃ笑顔」と視聴者からの期待も高まっている。犬飼貴丈と満島真之介が見せるアクションシーン、それぞれの役を完成させる瞬間、逃すことはできない。


【新・信長公記 外伝】初回は犬飼貴丈、山田杏奈 萩原利久ら出演のスピンオフ


黒田官兵衛竹中重治の因縁のコンビも、ついに向き合う。

「傷は つけられた者よりも つけた者の記憶に 深く残る」
「時は 前にしか進まん」

濱田岳が発すると、途端に深くなる黒田官兵衛の言葉の数々。重厚さだけではなく、軽さも入れられるところが見事。みやびにセリフを奪われた後の投げやり感は、15歳のそれそのものだった。謎めいた天才軍師(15歳)という難しすぎるキャラクターを自分のものにし、素晴らしい味付けをして自在に操ってしまう。濱田岳は、自身の持ち味と役柄を融合させ、引き込まれるキャラクターを創り出している。


ここからが頭脳派たちが本領を発揮するとき。


幼馴染竹中重治明智光秀(萩原利久)とともに楽しそうに作戦を練る黒田官兵衛が楽しみだ。このチームで黒田官兵衛のセリフを奪うのは誰なのか?強くなった明智光秀も、萩原利久が生き生きと演じてくれるに違いない。過去の因縁を断ち切った竹中重治を演じる栁俊太郎にも期待が高まる。


武将たちが本当に乗り移っているのかと思うほど。活気にあふれてきた特進クラスから目が離せない。



特進クラスが団結し、みやび山田杏奈)と徳川家康(小澤征悦)の奪還作戦にいざ出陣。


徳川家康が理事長(柄本明)から“真実”を見せられて以来、戦えなくなったことも気にかかる。「ラスボスは理事長なのか? 」「家康本当に博士のこと殺したのかな 」とまだまだわからないことだらけ。


残り3話。次回予告は見逃せないシーンばかりで、「黒田、明智、竹中の頭脳派チームでの作戦会議!」「共闘シーン胸熱」「秀吉めっちゃ顔から血出てない!?」「謙信くんが塩贈ってる!?かわいい!」など期待が高まり続けている。第8話は、9月11日(日)よる10:30~放送。あらすじも到着した。

【画像】塩をおくる上杉謙信(犬飼貴丈)を見る



【第8話 あらすじ】

「俺たちは、日下部みやび山田杏奈)、ならびに徳川家康(小澤征悦)を奪還する!」と宣言した織田信長(永瀬廉)。今まで徳川家康は自分たちを苦しめてきたが、きっと変わると信じている信長。


そんな中、ペリージャンヌ・ダルク始皇帝の“黒百合三将”のアジトでは、家康のクローンを作った博士(酒向芳)の息子(波岡一喜)が憤慨していた。家康を憎んでいたはずの信長たちが、なぜ家康を助けようとするのか。息子は「叩き潰す……!」と声を張り上げる!


離れたところでは、みやびが息子たちの会話をこっそり聞いていた。一緒に捕まっている家康に「信長くんたちを、信じましょう」と声をかけるが、家康は何も語らない。そんな家康について、今までとは別人のようだと、みやびは感じていて……!?


その頃、特進教室では、「みやび家康奪還作戦 第壱回軍議」が開かれていた。黒田官兵衛(濱田岳)から考えを聞かれた信長は「……勝つ」とひと言。どう勝つかについては“ノープラン”で、「……しばし、時をくれ」と言って……!?


そんな中、“黒百合三将”のアジトには、信長たちが倉庫に移り、そこに陣を張るという情報が入る。息子は、今すぐ奇襲をかけろ、と始皇帝に命じる!始皇帝は、かなりの数の部下を連れて、倉庫へ向かうが……!?果たして信長たちの奪還作戦は成功するのか…


▼武将みんながハマり役

犬飼貴丈の破壊力『新・信長公記』で見せる“完成形”の姿

ハマる世界観 萩原利久ら“武将”の演技が絶妙、史実から考察する面白味も

永瀬廉と西畑大吾が魅せた覚醒の瞬間、“武将”たちのブレない生き方に注目


▼裏切り展開で揺らぐ武将たち

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永瀬廉&濱田岳への期待急上昇、“裏切り”展開で見せる歴史物の醍醐味


▼戦わないときは「かわいい」一面も

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満島真之介 犬飼貴丈らの“華”と光る存在感『新・信長公記』に無限の可能性


■『新・信長公記~クラスメイトは戦国武将~』

毎週日曜よる10時30分~

(C)読売テレビ

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