ボローニャ指揮官を解任されたシニシャ・ミハイロビッチ氏が、クラブやファンなどへ向けた感謝の思いを綴った。

6日にボローニャの職を解かれたミハイロビッチ氏。ここ数年間、白血病と戦いながらも卓越した手腕を発揮してきたが、今季はセリエA開幕から5戦未勝利と低迷し、首脳陣らが苦渋の決断を下していた。

解任から数日が経ち、同氏はイタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』に、クラブスタッフやファン、さらには自身の白血病治療でお世話になったという医療関係者への感謝の思いを綴った手記を寄せた。

「別れを告げるのは初めてではない。遅かれ早かれクラブを去ることがキャリアの一部と言える。この3年半、私を愛してくれたボローニャのファン…人生で最も困難だった瞬間に、私は彼らの暖かさに救われた。その愛に応えるべく、いつも全力で取り組んできたよ」

イタリアで何年も過ごしたが、私は無愛想なセルビア人のまま。いつも自分の気持ちをうまく表現できるわけではない。ボローニャのファンとクラブが満足感を得られるよう、自分の役割を最大限に果たしてきた。私は全力を尽くせただろうか? 答えはもちろんイエスだ」

熱狂的なファンには感謝しかない。ここで3年半働かせてくれた会長は常に信頼を示してくれた。私のそばにいてくれたスポーツ・ディレクター(SD)のリカルド・ビゴンや、ボローニャを愛する全てのクラブスタッフ、いつも支えてくれた選手たち…全員が私を愛してくれた」

「最後に、ボローニャのサントルソラ=マルピーギ総合病院とフランチェスカ・ボニファーツィ博士にも感謝したい。私はボローニャを愛する全ての人たちの成功を祈っている。すぐにでも会いたいよ。私はいつまでもあなたたちのファミリーだ」

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