10日に放送された『ブラタモリ』(NHK)で、青森県下北半島の恐山を訪れたタモリ一行。そんな今回は、恐山にある寺の院代が打ち明けた悩みに対し、タモリが大笑いする一幕があった。
■寺のそばには“地獄の風景”
番組には、今回のロケ地である恐山の中心となっている、恐山菩提寺の院代が案内人として登場。そんな今回は「なぜ恐山で死者に会えると思うのか?」という謎をタモリが解き明かすこととなった。
ロケでは、恐山菩提寺のお堂のすぐそばにある「恐山ならではの風景」が広がる場所を訪れたタモリ一行。案内人によると、異様な岩が点在しているこの場所一帯は「地獄の風景」という信仰で続いてきたとのこと。
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■硫化水素ガスが…
恐山の岩石や地質研究を行っている案内人いわく、植物もほとんど生えていないこの岩場は、噴出した溶岩でできているという。なお、この場所では昔温泉が湧いていたため、点在する岩石は高温泉(成分)が流れ出て表面部分は溶け、ゴツゴツとした状態になっている。
なお、この一帯は27万年前に起きた大規模噴火でできたそう。そのため岩石の一部には、ほとんど水蒸気であるものの硫化水素ガスが含まれているとのことだ。
■この場所ならではの悩み
また、まとまった噴気があるのは寺のあるこのエリアで、院代いわく「ここにいると困ったことがある」という。そこで「何だか分かります?」と尋ねられたタモリは、「金属類が腐食するんじゃないですか?」と言い当てた。
対する院代は「よくご存じ」と返すと、「大変なんですよ! 大変!」と訴える。院代によると、買ったばかりのパソコンを持って来て3ヵ月ほど経った時、電源を入れたところ「ボンッ」という音がして、画面から白い煙が出たとのこと…。
■「2回原稿飛ばした」
そして壊れてしまったことを明かすと、この話にタモリは「えっ、パソコンもダメなんですか?」と大笑い。これに院代は「複雑になればなるほどダメなんですよ」と返した。
そんな院代に「バックアップは完全にしておかないとダメですね」とコメントしたタモリ。対する院代は「アウトアウト、僕2回原稿飛ばした」とぶっちゃけ、アシスタントの野口葵衣アナウンサーも「現代人にとってはちょっと地獄ですね」と笑った。
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