巨人は10日の中日戦(東京ドーム)に2ー5と敗れ、目指すCS進出争いに黄信号がともっている。最下位中日にも2ゲーム差に迫られ、シーズン終盤にきて厳しい戦いが続いている。

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 この日、巨人は相手先発左腕、小笠原の緩急をつけたピッチングに7回まで無失点。8回にようやく大城の2点適時打が飛び出したものの、反撃はそこまで。最下位中日に痛い連敗を喫し、原監督も「粘り強く戦ってはくれてはいるんですけど。あと一本というかね」と決定打に欠く打線を嘆いた。

 一方、この日、球場内外から大きく注目を集めたのはキャプテン・坂本の「女性問題」にもあった。10日「文春オンライン」で報じられたのは、坂本が一般女性に対して中絶トラブルを起こしていたというもの。記事の中ではLINEでのやり取りを含め、女性との生々しいやり取りの音源も流出するなど、あまりに『エグイ内容』にネット上からも、「これはクズすぎる!」「巨人軍は紳士たれではないのか」など批判の声が相次いでいる。

 今年6月にも過去に宮崎市内のキャバクラで起こしていたトラブルが報じられていた坂本。球界屈指の「モテ男」として知られるが、あまりに奔放な私生活には周囲から「NG」が突きつけられつつある。

 さらに今回のトラブルには「代償」もささやかれている。

 「ここまでは独身ということで大目に見られてきた部分もあったが、さすがに今回の内容は厳しい。女性の存在をあまりに軽視していることで、これまで坂本を応援してきた女性ファンやファミリー層まで一斉に離れていくことが予想されている。過去に巨人では大きなスキャンダルを起こした選手はひっそりと他球団へ放出されることもあったが、今回の坂本はそれぐらいの事案に匹敵するのではないか」(球界関係者)

 女性スキャンダルで他球団へ放出といえば、二岡氏(現二軍監督)が2008年のシーズン中に女性タレントと不倫騒動を起こし、同年オフに日本ハムへ交換トレードで移籍したこともあった。ほかにも2020年シーズンにはシーズン終盤の9月に澤村がロッテへ交換トレードで移籍。このときも「当時の澤村は働き場所がなくくすぶっていたのもあるが、たびたび夜の街でトラブルを起こしたことが報じられていた」(同)

 いずれもドラフト1位選手の移籍とあって、当時は大きなハレーションを持って受け止められたが、仮に坂本が移籍となれば、それ以上のインパクトとなることは間違いない。

 不動のキャプテンとしてチームを牽引してきた坂本も今シーズンは苦しい戦いが続いている。開幕前を含めると3度の故障離脱、守り続けてきた遊撃ポジションも、コンバートが現実味を帯びてきた。そこに降りかかってきた女性問題。身から出たさびとはいえ、プロ人生の岐路を迎えそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

巨人・坂本 スキャンダル噴出で「トレード要員」か ささやかれる「致命的な問題」とは