チェルシーが、パリ・サンジェルマン(PSG)でフットボール・アドバイザーを務めるルイス・カンポス氏の招へいを画策しているようだ。イギリスタイムズ』が報じている。

ロマン・アブラモビッチ体制の終焉を受け、トッド・ベーリー氏が率いるアメリカ系投資グループが新オーナーに就任したチェルシー。この体制移行により、マリーナグラノフスカヤ氏ら旧フロント陣がクラブを離れ、現在は会長を務めるベーリー氏が暫定的にスポーツディレクター職を務めている。

ただ、同職は専門的な知識や人脈が求められることもあり、ベーリー氏は今夏の移籍市場閉幕後には自身に替わる新たなSDの招へいを計画。

当初、昨シーズンまでリバプールで同職を担っていたマイケル・エドワーズ氏をトップターゲットに定めていたが、エドワーズ氏はしばらくフットボールの世界から離れたいと、オファーを固辞。これにより、新SDを巡る交渉が白紙に戻っている。

直近にトーマス・トゥヘル監督を解任し、ブライトングレアム・ポッター監督を新指揮官に招へいする大きな動きを見せたブルーズは、チームのパフォーマンスとストラクチャーの両方に不満を持っており、双方を解決できる人材を探しているという。

そして、ベーリー氏はPSGからの引き抜きに向けて、すでにカンポス氏とコンタクトを取っているようだ。

ジョゼ・モウリーニョ監督のメンターで、モナコ時代にFWキリアン・ムバッペを発掘したことで知られるリクルート部門のスペシャリストであるカンポス氏。リールでも卓越した手腕を発揮したポルトガル人は、レオナルドSDに代わる補強責任者として今夏にPSG入り。

今夏の移籍市場においては前体制で獲得したベテランやビッグネームを放出し、中盤を中心に世代交代を強く意識したスカッド刷新。さらに、自慢のアカデミー部門にもテコ入れを図っている。

現時点でPSGでは自身の意向がしっかりと反映されていることもあり、カンポス氏がすぐさまパリを離れてロンドンに向かう可能性は限りなく低いと思われる。

そのため、高額な違約金を支払ってポッター監督を引き抜いたチェルシーだが、敏腕SDの引き抜きは非常に困難なオペレーションとなるはずだ。

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