今季のここまで数字的に上々の滑り出しを切ったと言って良いマンチェスター・ユナイテッドのイングランド代表FWマーカス・ラッシュフォードだが、エリク・テン・ハグ監督がかなり期待しているようだ。
テン・ハグ新監督の下でシーズンインしたユナイテッド。プレミアリーグで開幕2連敗と厳しい船出を強いられたが、トライ&エラーを繰り返しながら、イングランド代表DFハリー・マグワイアを先発から外したりと使う選手も微調整し、目下4連勝と巻き返しに成功している。
そのなかで、まだ固まり切っていないのがストライカーのポジション。プレシーズンの大半を移籍騒動に費やしたFWクリスティアーノ・ロナウドのコンディションや、FWアントニー・マルシャルのケガによる出遅れも相まって、現在はラッシュフォードで落ち着いている。
プレミアリーグ開幕から全6試合で3得点2アシストと結果を出しているといえど、守備ブロックを固める相手に対して手こずる印象も強いラッシュフォードだが、イギリス『サン』によると、ある関係者はテン・ハグ監督が抱く期待感をこう証言しているという。
「監督はマーカスにユナイテッドのNo1ストライカーとして前線を引っ張っていってほしいと思っている。世界最高の選手になれる力があると信じているし、試合で自らを表現してほしがっているんだ」
「彼はいつもチャンスがあれば持ち前のスピードとスキルを生かせと言っている。シーズン20発はイージーだともね。2人の関係は素晴らしく、マーカスも本当に幸せを感じている」
昨季にプロキャリアワーストの公式戦5ゴールに終わったラッシュフォード自身にとっても、今季は再起を期すシーズン。2019-20シーズンから2年連続で20発以上を記録した過去もあるだけに、テン・ハグ監督からの支持を糧に復活のシーズンとしたいところだ。
一方で、ここまで無得点が続くC・ロナウドを巡っては信頼が低下している様子。関係者は「ロナウドがベンチスタートである限り、選手たちは自信をもって自己を表現できる」とチーム内での厳しい現状も紹介したとのことだ。
「彼がピッチにいると、チームはプレッシャーを感じる。ロナウドが戻ってきたとき、選手たちは誰もが喜んだが、プレシーズンの欠席を不満に思っている。ロナウドはスピードに乗り切れず、直感に頼ったプレーが続いているが、それだとテン・ハグのシステムではハマらない」
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