もうじき9月に入って2週間が経過。秋の涼しさが感じられるものの、随所に残った「夏の気配」が自己主張を続ける、2つの季節が入り混じったような時期である。

なお以前、ツイッター上では夏の終わりに「とんでもなくエモい物体」が出現し、話題となっていたのをご存知だろうか。

【話題のツイート】いま、令和だぞ…?


■「何年温存してたんだろう…」

件の物体が注目を集めるきっかけとなったのは、ツイッターユーザーのカシシさんが投稿した一件のツイート

こちらの投稿には夏祭りの定番である「射的」にて獲得したと思しきビニール製の商品の写真が添えられているのだが、ツイート本文には気になるフレーズが…。

ミニモニ。

なんと、そこには「お祭り屋台のゲームでもらえた商品、ミニモニのビニール帽子。あの射的屋これを何年温存してたんだろう…」という衝撃的な文章が綴られていたのだった。


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■「ミニモニ。」知らない世代もいるだろな…

恐らくこちらの光景を見てテンションが爆上がりしてしまった人物の多くは、アラサーアラフォー世代であることだろう。

ミニモニ。」と言えば2000年に結成されたハロー!プロジェクトのアイドルユニット。2001年にはシングル『ミニモニ。ジャンケンぴょん!』をリリースし、人気アニメ『とっとこハム太郎』とコラボした「ミニハムず」なるグループが生まれ、楽曲だけでなくキャラクターグッズも大きな人気を博していた。

まさに「飛ぶ鳥を落とす勢い」だったのだが、リーダー・矢口真里の卒業を経て、その後は第2期が結成されるも、2004年には無期限での活動休止に。10年代後半に入ってからは、メンバーらがテレビ出演時に楽曲を披露するケースもチラホラと見られたが…「令和の夏祭りの景品」とするには、あまりに渋すぎるチョイスである。

そこで今回は00年代当時、ハロプログループを追いかけていたという男性にこちらの逸品を見てもらうことに。すると、男性の口からは意外すぎるコメントが…。

■ガチオタの反応がリアルすぎた…

まずは早速こちらのツイートを見てもらうと、男性からは「懐かしい!」「当時はのの(辻希美)推しでした!」というコメントも見られ、かなりテンションが上がっていた様子だが、何やら複雑な表情を浮かべているのである。

そこで率直な感想を聞くと「当時のガチオタがこのグッズを見た際の感情は『エモい』ではなく『悲哀』だと思います。もはやイラストに狂気を感じますね…」と、韻を踏みつつの回答が。

詳しい説明は省略させてもらうが、ミニモニメンバーの多くはグループ活動休止後、ファンの求めているアイドル像からかけ離れた「やらかし」が判明・報道された経緯があり、純粋な気持ちでグループを追いかけていた男性からすると、「当時のメンバーをどういう目で見れば良いのか分からない」という感情が生まれてしまうのだろう。


■「これもう考古学資料だろ…」

件のツイートは投稿から数日で8,000件以上ものRTを記録しており、他のツイッターユーザーからは「懐かしすぎて笑った」「こう言う掘り出し物が見つかったりするからお祭りって好きです」「これもう考古学資料だろ…」「いま令和だぞ」といった驚きの声が、多数寄せられていたのが印象的であった。

ミニモニ。

なお、ツイート投稿主のカシシさんは8月末に開催された沖縄県の祭りにて、こちらの商品を獲得したそう。ひょっとしたら件の射的屋には、時代を感じさせる貴重な逸品がまだまだ眠っていたのかも…?

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(取材・文/Sirabee 編集部・秋山 はじめ

夏の終わり、祭りでゲットした景品がエモすぎる… 「いま令和だぞ」と話題に