9月19日(月)、VR空間やアバターを使って“分断”解決を探る社会実験番組「プロジェクトエイリアン」(夜11:45-0:15、NHK総合)の放送が決定。悠木碧がナレーションを、企画・デザインをアーティストのチョーヒカルが担当する。

【写真】VRやアバターを駆使した月面旅行の様子

「プロジェクトエイリアン」は今、人種や国籍、性別、学歴などが原因で発生している社会の“分断”を 解決する糸口を探る番組。

出演するのは、20~30 代前半の「SNS で権利主張するアクティビストが苦手」という無職で実家暮らしの男性 、マイノリティのために活動をする在日韓国人の女性、家庭環境がすさんでいたことから「頑張らない人が嫌い」と考えるようになったホストの男性、セクシュアリティーを理由に彼女の両親から結婚を反対されている、トランスジェンダー男性。 この機会がなければ、お互い出会うことがなかったであろう“全く違う世界に住む”4人が、お互いの外見や属性などを隠した状態で、それぞれ自分で選んだエイリアンアバターに身を包み、VR空間で交流する。

番組がVR空間で彼らに与えたミッションは、4人一緒に地球を旅立ち、月面旅行すること。その過程で、彼らはお互いが何者なのか、何を目的にここに参加してきたのか、そしてどんな“違い”を持っているのか、次第に知ることになる。果たして4人は、異なる背景や価値観を 持った相手とも分かり合うことができ、共に月面に降り立つことができるのか。VR 空間上と実生活に 置かれたそれぞれのカメラが、そのやりとりの一部始終ドキュメントする。

悠木碧 コメント

私も普段オンラインゲームで遊ぶ時にはお互いの姿も素性も知らない友達ができるので、外見とか経歴とかそういうものを取っ払ったからこそ話せるという気持ちにすごく共感できました。

本当はみんな、相手のことを知りたいし自分のことも分かってほしい、相互理解したいと思っているということを改めて実感してもらえる番組だと思います。見終わった時には、明日誰かと話したいと思えるような、そんな番組になっていると思うのでぜひご覧ください。

チョーヒカル コメント

分断があるなかで、コミュニケーションを諦めずに続けた先の景色をぜひ見ていただければと思っています。「こういう属性だから、きっとこうだろう」というラベル を抜いて出会い語り合う。「この地球のエイリアンは、面白い!」となっていただければうれしいです。

悠木碧/※提供写真