チャンピオンズリーグ(CL)・グループA第2節が13日に行われ、リヴァプールイングランド)がアヤックスオランダ)をホームに迎えた。

 7日に行われたグループ開幕節で、リヴァプールナポリイタリア)と対戦。前半のみで3失点を許すと、最終的には1-4と敗北。まさかのCL黒星スタートとなった。対照的に、アヤックスはホームでレンジャーズスコットランド)に4-0と快勝。90分間安定した戦いを見せ、見事に白星スタートを切っていた。

 リヴァプールのスタメンには、アリソンフィルジル・ファン・ダイクモハメド・サラーらが入った。ハムストリング負傷の影響で出遅れていたディオゴ・ジョッタが今季初のスタメン入り。アンドリューロバートソンが欠場する左サイドバックのポジションはコスタス・ツィミカスが務めている。一方、アヤックスのスタメンにはデイリー・ブリント、ステーフェン・ベルフワイン、ドゥシャン・タディッチらが並んだ。

 試合の均衡が破れたのは17分。リヴァプールはGKアリソンのロングボールをルイス・ディアスが競り勝ち、中央のジョッタへボールが渡る。前を向いたジョッタが右へと繋ぐと、フリーとなっていたサラーがワントラップから左足でネットを揺らした。

 対するアヤックスは27分、左サイドでスルーパスに反応したスティーヴン・ベルフハイスがダイレクトで折り返すと、ペナルティエリア内で待っていたモハメド・クドゥスがワントラップから左足を振り抜く。難しい体勢のようにも見えたが、強烈なシュートがニア上を射抜いた。

 42分にはホームチームがチャンスを作る。中央に絞っていたルイス・ディアスがジョエル・マティプの縦パスを引き出し、ターンからスルーパスを供給。駆け上がってきたトレントアレクサンダーアーノルドが深い切り返しから左足で狙うも、シュートはGK正面へ。こぼれ球も右足で狙ったものの、ゴールには至らなかった。前半はこのまま引き分けで終了する。

 後半に入ってもリヴァプールが試合の主導権を握る。47分、ジョッタが巧みなドリブル突破からフィニッシュまで持ち込むも、シュートはGKの正面。64分にはジョッタのパスからファビーニョが粘って背後へ浮き球のスルーパスを送るも、相手GKの飛び出しによりサラーはシュートまで持ち込めない。

 このまま時間が経過し、試合終了かと思われた89分、遂にホームチームが勝ち越しに成功する。左コーナーキックからマティプが打点の高いヘディングシュート。ボールはゴールラインを超え、苦しんでいたリヴァプールが勝ち越しに成功した。

 試合はこのままタイムアップ。開幕節でナポリに敗れていたリヴァプールが、今季のCL初白星を手にした。次節は10月4日に行われ、リヴァプールはホームにレンジャーズを迎える。一方、アヤックスは同じくホームでナポリと対戦予定だ。

【スコア】
リヴァプール 2-1 アヤックス

【得点者】
1-0 17分 モハメド・サラーリヴァプール
1-1 27分 モハメド・クドゥス(アヤックス
2-1 89分 ジョエル・マティプ(リヴァプール

リヴァプールがアヤックスに勝利 [写真]=Offside via Getty Images