東日本旅客鉄道JR東日本)は9月9日10月30日の期間、ジェイアール東日本企画、松竹と協働して、「推し活」を安心して楽しめるようファンと芸能事務所などの間に入ってサポートするサービス「推しサポ」の実証実験を実施する。

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 今回の実証実験では、10月30日、松竹が手がける2次元アイドルコンテンツ「Prince Letter(s)! フロムアイドル」の、ところざわさくらタウン(埼玉県所沢市)で行われるファン投票による楽曲センター総選挙「私立常和歌学園男子部アイドル総選挙」の開票イベントに合わせて実施される。

 従来、著作権などの問題から「推し」のオフィシャル画像を利用することは、一般的に難しい状況となっているが、今回の実証では松竹がオフィシャル画像を提供し、JR東日本グループがポスター制作や管理を担当しており、ファンに応援メッセージと名前(ニックネーム)を入れてもらったオリジナルの応援選挙ポスターを作り、武蔵野線沿線の駅に掲出できる。

 掲出駅は、JR東日本武蔵野線東所沢駅北朝霞駅武蔵浦和駅で、税別の掲出費用は東所沢駅が7600円、北朝霞駅武蔵浦和駅が1万8000円(いずれも製作費・印刷代は別)。申し込み期間は9月9日10月5日、ポスター掲出期間は10月25日~30日(イベント当日)。

 応募者には、特典として「私立常和歌学園男子部アイドル総選挙」への投票が可能な「本命投票権」10枚分(1万ポイント)をプレゼントする。

 JR東日本は「推しサポ」を通じて、「推し活」手段を提案する事前準備サポート、芸能事務所などと連携してオフィシャル画像をJR東日本が管理することでファンが使えるようにする版権管理サポートの実現を目指している。

 「Prince Letter(s)! フロムアイドル」は、男性アイドルキャラクターに手紙を書いて送ると、アイドルたちが送り主だけのために心を込めて書いた直筆の返事が届く“文通もできる”世界初の総合アイドルプロジェクト。

JR東日本、“推し活”をサポートするサービス「推しサポ」の実証実験を実施