9月15日放送のラジオ番組『荻上チキSession』(TBSラジオ)に、時事芸人のプチ鹿島とラッパーのダースレイダーが出演した。2人は毎週金曜に、時事ネタ放談のYouTube配信番組「ヒルカラナンデス」を行っている。

 さらに、2人は注目の選挙区の現地取材を行っており、この日は先日行われた沖縄県知事選の模様をレポート。7月に行われた参議院議員選挙では、元首相で立憲民主党の最高顧問、菅直人氏が特命担当を務めた大阪選挙区へ密着したという。

 ​>>地震発生時に映画の宣伝?「ヒトラー発言」物議の菅直人氏、批判を集めた“余計な一言”は過去にも<<​​​

 鹿島は「(選挙区は)大阪がいいんじゃないか。菅さんが特命担当になるというから、それについて行けばピリピリヒリヒリしたことが訊けるんじゃないか」と思ったという。

 鹿島は「そしたら菅さん自体が、実は立憲(民主党)の中でもウザがられている感じも後半になって……」と裏事情を暴露。これには、ダースレイダーも「今、丁寧な言い方をしましたけどね」と鹿島の表現はかなり“ソフト”だとフォローした。

 鹿島は「つまり、菅さんが維新に対して闘うリベラル宣言っていうのを、今年1月ツイッターでやりましたよね。あの闘うリベラルっていうのは維新じゃなく内部に言ってるんじゃないかって見立てをたてて……」と経緯を説明。ダースレイダーも「(立憲は)提案型とか言ってるけど『俺たち闘うリベラルだろう』っていう刃が誰に向けられているのかっていうケースね」と補足。怒りは維新よりも、穏健路線を取る泉健太代表へ向けられているのではないかと示した。

 鹿島は「だから前半、僕らが行くとかわいがってくれたんですけど、後半『闘うリベラ……』まで言うと、お付きの人が引き剥がすっていう」とコメント。

 荻上チキは、菅氏が社会活動家であった経緯にも触れ、「本当闘うアクティビスト出身の方だったので」「その雰囲気だけでも党内がピリついた感じが伝わりますね」と話していた。菅氏の動きや考えは立憲民主党の中で浮いており、嫌われている傾向があるのかもしれない。

 これには、ネット上で「最初の参院選での菅直人トークは唐突だが良いところを突いている」「立憲はおとなしい印象があるから、菅さんに大暴れして欲しいところ」といった声が聞かれた。

画像はイメージです