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台風14号は、16日金曜9時に「大型で非常に強い」勢力に発達しました。17日土曜~18日日曜は、「非常に強い」勢力で北上し、19日月曜、対馬海峡に進む頃には「強い」勢力で、暴風域を伴う予想です。台風が近づく前に、備えは早めに行ってください。

台風14号「大型で非常に強い」勢力に発達

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日本の南を進んでいる台風14号は、16日金曜になって、一段と発達してきました。16日金曜午前6時には「大型で強い」台風でしたが、午前9時には「大型で非常に強い」台風に発達しました。

衛星画像を見ると、台風14号の雲が渦を巻いていて、眼がハッキリしていることからも、発達していることがわかります。

台風14号は、17日土曜から18日日曜は、「非常に強い」勢力で北上するでしょう。

予報円の中心を通れば、19日日曜には、対馬海峡へ進む予想ですが、その頃の勢力は「強い」予想です。さらに、依然として、風速25メートル以上の暴風域を伴うでしょう。

台風14号が近づく沖縄の大東島地方・奄美地方・九州では、暴風域に入る確率が高くなっています。まだ、穏やかなうちに、台風への備えを行ってください。

台風が近づく前の対策 暴風に備えて

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台風の暴風が怖いのは、いざ暴風になると、身動きが取れなくなるということです。そこで、暴風に対して、事前に3つの点について、確認したり、備えたりしておく必要があります。

1つめは、雨どいや側溝などを掃除して、水はけを良くしておきましょう。落ち葉などで側溝が詰まって水が流れないと、道路が冠水する原因となります。

2つめは、屋外に置かれている、飛ばされやすいもの(物干し竿、鉢植え、ゴミ箱など)は、しっかり固定するか、室内にしまうなどの対策をしましょう。商店などでは、看板が飛ばされたり、自動販売機が倒れたりしないか、確認してください。

3つめは、暴風で飛ばされてきたもので、窓ガラスが割れないよう、窓は鍵をかけ、雨戸があれば閉めましょう。窓ガラスにガムテープを貼ると、風圧に耐えられるようになります。もしガラスが割れても、破片が飛び散るのを防ぐために、カーテンも閉めておいてください。

台風12号は 温帯低気圧に変わりました

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一方、台風12号は、16日金曜午前9時に、温帯低気圧に変わりました。

台風12号は、8日木曜午前9時にフィリピンの東で発生し、発達をしながら北上しました。12日月曜には台風は「非常に強い」勢力から「強い」勢力に変わりつつ、石垣島などを暴風域に巻き込みながら進みました。最大瞬間風速は、12日月曜に、西表島(竹富町上原)で40.4m/s、石垣島(石垣市登野城)で40.2m/sを観測しました。

その後、台風は東シナ海を北上した後、華北へ進み、16日金曜午前9時に黄海で温帯低気圧に変わりました。

台風14号「大型で非常に強い」勢力に発達 九州接近時も「強い」勢力で暴風域も予想