認定NPO法人very50(よみ:ベリー フィフティー、本部:東京都豊島区、代表理事:菅谷 亮介、以下very50)は、SDGs課題×経営課題への挑戦を通じて問題解決能力を養う日本初の高校生向けプログラム、「MoG(Mission on the Ground)」を、立命館宇治高等学校(よみ:りつめいかんうじこうとうがっこう、所在地:京都府宇治市、校長:HICKS Joseph、以下立命館宇治高校)と共に沖縄県で実施いたしました。

MoG(Mission on the Ground)は、社会起業家が直面しているリアルな経営課題を高校生がチーム組んで、現役社会人や大学生と共に解決に挑むことで、問題解決能力を養う日本初のプログラムです。

この度は、沖縄県を舞台に、立命館宇治高等学校の「IMコース(※)」で学ぶ生徒たちが、日本国内のチェンジメーカーの元、経営課題の解決に挑戦しました。(※ 生徒全員が英語圏に1年間留学する、立命館宇治高校の独自コース)
  • プロジェクト概要
今回のMoGでは、バガス(サトウキビの搾りかす)を活用して廃棄物を生まない形でデニム製品を展開するSHIMA DENIM WORKS(本社:沖縄県浦添市、代表:山本 直人)、沖縄県のアーティストの作品を活かしたバッグブランド「琉球帆布」を展開する沖縄の風合同会社(本社:沖縄県那覇市、代表:上原 哲郎)、沖縄の自然や生き物をテーマにした雑貨やTシャツを展開する株式会社 海想(本社:沖縄県那覇市、代表:森洋治)、沖縄の伝統的な織物、首里織の小物ブランド首里織工房tissuri(本社:沖縄県首里市 プロジェクト代表:比嘉浩子)の計4つのパートナー団体とプロジェクトを行いました。

4泊5日の短い期間の中で、高校生は、事業家や従業員の方、顧客に対してのヒアリングや街頭アンケートなどを重ねながら、若者向けのマーケティング施策やオンライン販売の強化施策など、事業家が抱えるリアルな経営課題に対して、自分達で施策を考え、最後は机上の空論ではなくアイデアの実行まで行いました。あるチームは、沖縄の若者観光客にむけたSNS戦略を策定し、さらに実際の投稿アイディアや会社のプロモーション動画を作成し、パートナー団体に引き継ぎました。実際にパートナー団体が「継続して取り組みたい/取り組める」と思えるよう、ただアイデアを「提案」するだけではなく、自ら手を動かし成果を残すことで、高校生自身も深く学びながら、パートナー企業に貢献することができました。

  • MoGのワークフロー
MoGでは、1.事前トーニング、2.現地ワーク、3.振り返り会の、大きく3つのステップで学びを深めます。
1.事前トレーニング
ロジカルシンキングやマーケティング、アイディエーションなど、どんなビジネスにおいても基本となるスキルを数週間かけて学びます。カリキュラムは、さまざまな領域で活躍する大人へのヒアリングを継続的に行い、常に更新している、“現場での実践”に即したものになっています。
2.現地ワーク
実際に社会起業家の元を訪れ、プロジェクトを実行に移します。社会人フェローや大学生メンターの助言を受けながら、高校生が自ら議論を重ね、解決策のプレゼンに挑みます。

3.振り返り会
現地で得た圧倒的な質と量の経験を定着させるために「将来何をしたいか」「それはなぜか」「そのために何をすべきか」一人ひとりの人生に丁寧に向き合い、着実に具体的なネクストステップへつなげます。
  • 代表理事 菅谷 亮介よりコメント
「当事者意識と実践経験で、“自立した優しい挑戦者”を育てる」
様々な問題が存在する世の中で、多くの人々は、政府やどこかの機関、“偉い頭のいい人”がこの状況を解決してくれると、思考を停止しつつあるように思います。“当事者意識”が欠如していると言い換えることもできます。今、必要なのは「自分の力でしっかりと生き抜く」姿勢だと思います。「自立した優しい挑戦者」を育てるvery50は、「実際に行動してみる」ことから経験的に学ぶ新しい形の教育を提供しています。今回の沖縄MoGからも、高校生が事業家と共に行動をしながら学び、世界をもっとオモシロクできる教育の循環を生み出すことができたのではないかと思っております。ただ、もっともっと「自立した優しい挑戦者」を生み出していくために、より一層MoGを広めていけるよう日々努力していこうとおもいます。
  • MoG 参加者 中野恵斗くんよりコメント
「リアルなビジネススキルとの差を実感し、進路選択の糧に」
今回自分が担当した会社は、すでにとても完成されているブランドで、短期間で課題を洗い出し、高校生だからこそできる提案を考えるのが大変でした。もともと高校の授業などで、リサーチやプレゼンをする機会が多く得意な分野だったのですが、ビジネスで通用するものとは程遠い状況と認識することができました。最終的にプロジェクトに並走してくれた素晴らしい大学生メンターと社会人フェローのアドバイスで格段に良いものとなり、得意なアウトプット力を大きく伸ばすことができたことが1番の成長です。中でも、プレゼン作りの際に、各スライドに共通したタイトルと一文でわかるアンサーを書くと言うやり方が、シンプルで伝わりやすい、というのは大きな発見でした。MoGを終えて、今の高校生は実践的な活動をし、社会の一部を少しでも知ることで、より納得の行く進路選択ができるだろうと考えています。
  • MoGについて
MoG(Mission on the Ground)は、「SDGs持続可能な開発目標)」のテーマをビジネスを通じて解決する実在のの企業が抱える経営課題に、チームを組んで挑むことで、「問題解決能力」を養成する日本で初めてのプログラムです。「約60日間の国内研修(問題解決トレーニング)」と「約7日間の現地ワーク」の合計70日で構成され、ただ訪問するだけのスタディツアーと異なり、現役社会人や大学生のサポートのもと、実際に起こっている問題の解決に挑戦し、インパクトを与えられることが特徴です。国内外で活躍する事業家と共にリアルな経営課題解決に挑戦する中で、自分たちで考え抜き、目標達成のためにやり抜く力を短期間で身に付けていきます。
認定NPO法人very50は、「『自立した優しい挑戦者』を増やして、世界をもっとオモシロク」をミッションに、教育事業やSDGs企業家支援などを行う認定NPO法人です。「自立した優しい挑戦者」を育てるため、1.無視できない社会問題、現代に知っておくべき事象をテーマとすること、2.実践からしか学べない知・スキルの価値をなによりも大事にすること、3.アジア新興国を中心にグローバルに国内外で活動を展開することの3点を主軸に、個人、企業、学校、などあらゆるプレーヤーに、プロジェクト型教育プログラムを提供しています。

MoG公式サイト :https://www.mog.or.jp/
Instagram :https://www.instagram.com/very50__/
Facebook :https://www.facebook.com/very50/
note :https://note.com/very50/
YouTube :https://www.youtube.com/user/very50mog/featured

配信元企業:認定NPO法人 very50

企業プレスリリース詳細へ

PR TIMESトップへ