ニューカッスルは、セントラルコースト・マリナーズオーストラリア)に所属するオーストラリア代表FWガラン・クオルの獲得に関心を示しているようだ。16日、イギリスメディア『スカイスポーツ』が報じた。

 15日に18歳の誕生日を迎えたばかりのクオルは、南スーダンにルーツを持つエジプト出身のアタッカー。今年4月5日ウェリントン・フェニックス戦で途中出場からデビューを飾ると、同試合で初得点もマーク。4月末から5月頭にかけては3試合連続ゴールを達成し、21-22シーズンのAリーグでは9試合4ゴールを記録した。

 今夏のシーズンオフにはAリーグオールスターズの一員としてバルセロナと対戦。シャビ監督からは「彼は本当によくやった。何度もチャンスを作り、もう少しでゴールというところまで行った。17歳なんて信じられない」と称賛を浴びていた。そして、9月の代表ウィークオーストラリア代表に初選出された。

 “ネクスト・サディオ・マネ”とも形容されるクオルには、兄のU-23オーストラリア代表FWアルー・クオルが所属するシュトゥットガルトのほか、ドルトムントアヤックスも関心を示している模様。そんななか、ニューカッスルはクオルの獲得に向けて、セントラルコーストと交渉を始めたようだ。

 ただ、ニューカッスルがクオルの獲得に成功したとしても、同選手は現時点でイギリスの労働ビザ取得に必要なポイント数を満たしていない。そのため、しばらくはヨーロッパの他リーグで武者修行することになりそうだ。

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“ネクスト・マネ”と称されるクオル [写真]=Getty Images