パニックに陥った少女が通報したが、間に合わず…。あまりにも悲惨な家庭内殺人事件が起こっていたことを、『New York Post』などアメリカのメディアが伝えている。
■取り乱した少女からの通報
つい先日のこと、アメリカ・アリゾナ州で暮らしていた16歳の少女が通報し救いを求めた。オペレーターが状況を確認しようとしたが少女は半狂乱で、詳細を落ち着いて説明できる状態ではなかった。
それでもオペレーターは少女が発する言葉から状況を推測し、「家庭内で深刻な揉め事があった」と判断。さっそく通報場所を特定し、警官隊を現場に向かわせた。
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■4名の惨殺遺体を発見
到着した警官隊は、「俺ならここだ」「留置所に俺を連れて行け」と若い男（21）に声をかけられ驚いた。慌てて家の中を確認したところ、男の父親（47）、母親（50）、通報し救いを求めた妹（16）、そしてまだ幼い姪の遺体が転がっていた。
4名はいずれも刃物で惨殺されており、警察官たちが衝撃を受けるほどひどい状態だった。
■過去に何度もトラブルか
家族を殺害した理由は今も不明だというが、男については精神的にかなり不安定だった可能性が高い。過去3年のあいだに少なくとも10回は通報される騒ぎを起こしていたといい、手錠をかけられた直後に「薬がほしい」と要求したことも分かっている。
今後については近く出廷予定だと伝えられているが、家族との関係や犯行動機などに注目が集まりそうだ。
■警察官らの精神的ダメージも深刻
この痛ましい事件にショックを受けているのは、関係者だけではない。警察官たちも目を覆うような凄惨な現場に衝撃を受けており、専門家の助けを得て立ち直りを目指すと伝えられている。
警察は「（現場を目の当たりにした）警察官たちは明らかにショックを受けています」「同じ人間をこんな目にあわせるモンスターがいるとは…」と話し、遺体がいかに酷い状態だったことを示唆した。
このような形で4人もの犠牲者が出たことに、地元の人たちもかなり大きなショックを受けている。
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