マスクをした女性

新型コロナウイルスの感染予防対策の一つとして、マスクの着用は定番になっている。しかし状況によっては、マスクを外してもいいと厚生労働省もアナウンスしているのだが…。


■周囲に人がいない屋外でのマスク

Sirabee編集部が全国の10代~60代の男女1,574名を対象に「『周りに人がいない屋外』でのマスクの利用」に関する意識調査を実施したところ、全体で35.4%の人が「時々つけている」と回答した。

周りに人がいない屋外でマスクの利用グラフ

続いて「常につけている」が27.0%、「ほとんどつけていない」が25.0%、「まったくつけていない」は12.6%だった。


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■厚生労働省では

厚生労働省のホームページでは、人との距離が2m以上確保できる場合や距離が確保できても会話をほとんど行わない場合は、マスクをする必要はないと記載されている。

特に夏場は熱中症対策の観点から、上記のケースの場合は「マスクを外すことを推奨する」とまで書かれているのだ。しかしながら、たとえ屋外で人がいなくてもマスクをつけている人のほうが多いことが今回の結果でわかる。

■マスクを外していいと知っていても

外出先ではマスクをつけるようにしている30代女性は、「厚生労働省が状況によってはマスクを外すことを推奨していることも、もちろん知っています。ただマスクを外していることを嫌に思う人は、一定数いると思うので…」と理由を述べた。

マスクを外していいと政府が言っていることを知らない人もいると感じているようで、「もう少し多くの人に周知されるように、積極的に伝えていくべきではないのかなと思います。今の状況では、周囲の目を気にしてマスクが取れないので…」と語った。


■マスクをしていない人に違和感

マスクを外している人に違和感を感じてしまう40代女性は、「その人と話すことはないのだから、マスクを外していても問題がないはずなのに…。ここ数年で、一気に価値観が変わってしまったのでしょうね」と話す。

自分も他人の目が気になるようで、「自分自身でも、マスクなしでの外出はできないですね。きっと、私と同じように違和感を感じる人がいると思うので…」と続けた。

新型コロナウイルスの感染予防対策としてよりも、人の目を気にしてマスクをつけているパターンもあるのかもしれない。

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(取材・文/Sirabee 編集部・ニャック

【調査概要】 方法:インターネットリサーチ 調査期間:2022年8月26日9月5日
調査対象:全国10代~60代の男女1,574名

しなくていいと思っていても… 「人のいない屋外でのマスク」約6割の対応