英ヨーク公アンドルー王子(62)が、現地時間8日に崩御した母・エリザベス女王への追悼文を発表した。王子は「あなたの息子への愛と思いやり、気遣いと自信は私の一生の宝物です」と記し、母への感動的なメッセージを綴った。

英時間18日、故エリザベス女王と故エディンバラ公フィリップ王配第3子アンドルー王子が声明文を発表し、亡き母への思いを述べた。

王子は冒頭で「親愛なるママ、母、女王陛下。あなたは1人で3役でした」と記し、それぞれの役目を果たした女王に向けてこのような言葉を綴った。

「女王陛下へ。あなたにお仕えすることは特権であり、光栄でした。国民の母へ。我が国に対するあなたの献身と個人的な奉仕は、唯一無二のものでした。国民があらゆる形で表してくれる愛や尊敬を、あなたは敬意を持って見守っているでしょう。」

続いて王子は、自身の母親としての女王に向けて個人的なメッセージを記した。

「ママへ。あなたの息子への愛と思いやり、気遣いと自信は私の一生の宝物です。あなたには無限の知識と知恵があり、境界も束縛もないことが分かりました。あなたの洞察力、アドバイス、ユーモアを大切にしていきます。」

そして、「私達の経験の本が閉じた後には、別の本が開きます。私は深い愛と感謝の気持ちを持ちながら、あなたを永遠に心の中に抱いていきます。あなたをガイドにし、快く次のステップに進んでいきます」と述べた。

文面の最後は「ゴッドセイブ・ザ・キング」の言葉で締めくくられた。

アンドルー王子は、未成年少女の人身取引の疑いで逮捕された米富豪ジェフリー・エプスタイン被告との交友関係を理由に、2019年11月に公務から一旦退いた

2021年8月には、米国人バージニア・ジュフリーさんが17歳の頃に王子から性的虐待を受けたとして民事訴訟を起こした

そして今年1月、王子が王室公務に復帰せず、軍の名誉職と慈善団体のパトロンの役職を返上したと発表した

翌2月には、アンドルー王子が示談金を支払うことでバージニアさんと和解した。当時、和解金は総額1200万ポンド(約19億円)超になると推測され、資金は女王が提供するのではと報じられていた。

現在公務を退いた王子は軍服を着ることが許されていないが、16日にウェストミンスター・ホールで執り行われた女王の追悼儀式では軍服着用が特別に許可された

アンドルー王子は3人のきょうだいであるチャールズ国王アン王女エドワード王子とともに、女王の棺の前に立って10分間の黙祷を捧げた。

画像2枚目は『The Royal Family 2018年2月19日付Instagram「Happy Birthday to @hrhthedukeofyork!」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)

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