プリンス・オブ・ハリウッド”と称され、アメリカとフランス国籍を持つ俳優ティモシー・シャラメ(26)が、英国版『VOGUE』誌で男性として初めて単独で表紙を飾った。若くしてスターダムを駆け上がるティモシーは、同誌インタビューで以前キャリアについて助言してくれた人物がレオナルド・ディカプリオ(47)だったことを明かした。

映画『君の名前で僕を呼んで』(2017年)で第90回アカデミー賞主演男優賞にノミネートされ、映画『DUNE/デューン 砂の惑星』(2021年)で主演を務め、第79回「ベネチア国際映画祭」のワールドプレミア上映作品として公開された映画『Bones and All(原題)』では10分間のスタンディングオベーションに包まれるなど、若手俳優で最も注目を浴びているティモシー・シャラメ

順調にキャリアを築いているティモシーは、2021年米誌『TIME』の“次世代のリーダー”を特集するインタビューの中で、ある人物に仕事上のアドバイスをもらったことを次のように語っていた。

「僕のヒーローの一人…。それが誰かは怒られてしまうから言わないけど…。初めて彼と会った日の夜、彼は僕に腕を回してアドバイスをくれたんだ。」

「ハードドラッグを使用してはいけない、スーパーヒーローの映画も出るなってね。」

この時は誰にアドバイスをもらったのかは言わなかったティモシーだが、このほど英国版『VOGUE』誌10月号のインタビューで、そのアドバイスをくれたのがレオナルド・ディカプリオだったことを明かした。ハリウッドで成功しているレオナルドのアドバイスは、ティモシーのキャリアを築く上で最も役に立ったという。レオナルドは長い俳優人生の経験から次世代を担うティモシーに若き日の自分を映し出し、アドバイスを送ったのだろう。

これまで数多くの映画に出演し、ゴールデン・グローブ賞主演男優賞、アカデミー賞主演男優賞を受賞してきたレオナルドたが、スーパーヒーロー役は演じたことがない。レオナルドスーパーヒーローを演じない理由について、2015年に英メディア『Short list』のインタビューで「まだスーパーヒーローを演じる心の準備ができていなかった」「役に興味がなかった」と言い、「適切なスーパーヒーロープロジェクトをまだ見つけていないこと」をあげていた。ただし「まだ演じていないだけで絶対やらないとは言っていない」とも述べている。レオナルドはティモシーにも自分が納得いくもの以外は引き受けないようにと伝えたかったのかもしれない。

ティモシーはレオナルドと2018年に初めて会ったそうだ。この時、初対面のレオナルドから受けたこのアドバイスがティモシーのキャリアを築く上でのルールとなったという。ちなみにNetflixの映画『ドント・ルック・アップ』(2021年)でティモシーはレオナルドと共演している。

また今回のインタビューの中で、ティモシーはこのように語った。

「言いたくはないけど、アーティストとしての夢は自分の心に響くメッセージを伝えることなんだ。分かるだろう。それで僕が実感しているのは、私生活や成人してからの人生が酷くつまらないものであったとしても、アーティストとしての人生は素晴らしいということが十分あり得るということさ。」

ティモシーがアーティストとしてこれからどのように成長し驚かせてくれるのか、今後の活躍に目が離せない。

画像2、3枚目は『Timothée Chalamet 2022年9月15日付Instagram「BRITISH VOGUE COVER for BONES & ALL」「juke box her0000000000」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 雨宮瑠亜奈)

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