シュツットガルトは19日、フランス人DFダン=アクセル・ザガドゥ(23)の加入を発表した。背番号は「23」に決定。契約期間は2026年6月30日までの4年となる。

昨季限りでドルトムントを退団したなか、ようやく新天地が決定した23歳DFはクラブ公式サイトを通じて意気込みを語った。

「ここにいられてとても幸せだよ。僕を信頼してくれたシュツットガルトの責任者の方々に感謝したい。すぐに新しいチームメイトと一緒にピッチに立つことを本当に楽しみにしているよ」

一方、ドルトムント時代にパリ・サンジェルマン(PSG)から同選手を獲得した経緯のあるスポーツディレクターのスヴェン・ミスリンタット氏は、早期フィットに自信を示す。

「ダクソ(ザガドゥ)はトップのセンターバックに必要なすべての資質を持っている」

「彼はアスリート能力が高く、パスワークに優れ、近年は国内外のレベルで貴重な経験を積んでいる。ブンデスリーガを知り尽くしているため、チームに溶け込むのにそれほど時間はかからないだろう」

「彼の献身的な働きにより、我々はディフェンシブエリアの空いたポジションを優秀なプレーヤーで埋めることができた。ダクソが我々を選んでくれたことを嬉しく思う」

PSGアカデミー出身のザガドゥは2017年にドルトムントへ加入。加入当時は196cmの恵まれた体躯に加え、左サイドバックでもプレー可能なスピードを持つアスリート型のセンターバックとして将来が嘱望されていた。

しかし、3度のヒザの手術や筋肉系のケガと在籍5年間で度重なるケガに悩まされてきた同選手は、ここまで公式戦91試合の出場に留まっていた。そういった中、今夏にドルトムントを退団していた。

シュツットガルトは現在、ボーフムと並んで開幕7試合未勝利の16位に低迷。3バックではDF伊藤洋輝がDFコンスタンティノス・マヴロパノス、DFヴァルデマール・アントンと共に主力を担っているが、同じ左利きのザガドゥの加入によってポジション争いを強いられることになりそうだ。

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