レアル・マドリード所属のスペイン代表FWマルコ・アセンシオに”禁断の移籍”の可能性が浮上しているようだ。20日、スペイン紙『マルカ』が伝えている。

 2015年夏にレアル・マドリードに加入し、1シーズンのレンタル移籍を経て2016-17シーズンから同クラブの一員としてプレーしているアセンシオ。ここまで公式戦239試合に出場し50ゴール24アシストを記録している。

 レアル・マドリードとの現行契約が2023年6月末までとなっていることから、今夏の移籍も度々噂されていた同選手。ミランアーセナルニューカッスルといったクラブからの関心も明らかになっていたが、結果的にレアル・マドリードに残留する形となった。迎えた今シーズンは、若手選手の台頭などもありチーム内での序列が低下。ここまで全コンペティションを通じて4試合の出場にとどまっており、スタメン出場は1度もない。

 そんな同選手に対し、レアル・マドリード”最大のライバル”であるバルセロナが関心を寄せているようだ。報道によると、バルセロナは今冬もしくは来夏の移籍市場で同選手の獲得に乗り出す可能性があるという。なお、スペイン紙『ムンド・デポルティボ』によると、バルセロナ側はアセンシオの年齢、プレーレベル、戦術への適応力を高く評価しており、同選手をスカッドに加えることを検討しているようだ。現段階では具体的な動きは見られないものの、バルセロナ側は今後もアセンシオの動向を注視していくものと見られている。

 ベンチでフラストレーションを爆発させるシーンも見られるなど、アセンシオ本人もレアル・マドリードでの出場機会の少なさに少なからず不満を抱いていることは確かだろう。果たして”禁断の移籍”は実現するのだろうか。今後の動向に注目が集まる。

レアル所属のアセンシオに”禁断の移籍”の可能性が浮上? [写真]=Getty Images