超特急・草川拓弥がドラマ初主演を務める「みなと商事コインランドリー」(毎週水曜深夜0:30-1:00、テレビ東京系)の第11話が9月14日に放送された。第11話では慎太郎(西垣匠)の大学のオープンキャンパス見学のために慎太郎と湊(草川)、そして明日香(奥智哉)も同行して東京を訪れる様子が描かれた。アクシデントがあって日帰りできなくなった一行は東京に宿泊することになり、隣合わせの布団で湊と慎太郎が“手つなぎおねんね”を! 「みなしょー」は尊さが天井知らずのドラマであることを見せつけた。また、paraviでは同日に最終話となる第12話が配信され、Twitterでは「#みなしょー先行配信組」がトレンド入りを果たし、同ドラマの注目度が高いことを証明した。

【写真】草川拓弥“湊”と西垣匠“慎太郎”たちは同じ部屋で寝ることに!

■「みなと商事コインランドリー」あらすじ

同ドラマは、漫画・缶爪さわ、原作・椿ゆずによる同名作を基に描く、恋に臆病なアラサー男子とピュア過ぎるイケメン高校生の年齢を超えたラブストーリー。主人公のアラサー男子・湊晃役を草川が、イケメン男子高校生・香月慎太郎役を西垣が演じ、男性同士、駆け引き無しの真っすぐでピュアな恋模様を繰り広げていく。

また、湊が高校時代に好きだった水泳部顧問・佐久間孝之を福士。佐久間の甥でクールな塾講師・佐久間柊を稲葉友、慎太郎の同級生でつかみどころのないチャラ男・英明日香を奥智哉、慎太郎の妹で柊に思いを寄せる高校生・香月桜子を豊嶋花が演じる。

■携帯を落として早々と寝てしまう明日香がナイスアシスト

明日香が携帯を落としてしまって連絡が取れずに夜が更け、帰途の手段がなくなってしまった一行。仕方なく東京で1泊することに。宿の部屋が1室しか空いておらず、3人で同じ部屋に泊まることになる。3人には申し訳ないが、明日香のアクシデントがいい仕事をしてくれたことに見ている方はニヤついてしまうし、部屋が1室しか空いていなかったことにも思わず心のなかでガッツポーズしてしまう。

さらに湊が自分用に隣の部屋に敷いた布団に早々と明日香が寝てしまう。つまりは湊は慎太郎と隣り合わせで寝なくてはならないはめに。ここでもまた明日香のナイスなアシストに見ている方は心の中のガッツポーズが止まらない!

■距離を空けて敷かれた布団の間でつなぐ手にドキドキ

湊が布団に入り、隣の慎太郎を見るとまだ眠りについていなかった。湊は慌てて目を逸したものの、慎太郎に気づかれて声をかけられる。起きてたのかよと機嫌を悪くする湊に、俺も眠れません、湊さんが隣にいると思うと、と慎太郎は語りかける。そして、「手、握ってくれませんか?」と尋ね、ただ手を握ってくれるだけできっと眠れますからとお願いする。湊は不服そうにしつつも分かったよ、手握るだけなと応じ、布団の脇から無造作に手を出す。すると、隣の布団から慎太郎も手を伸ばしてきて湊の手を握り、言うなれば“手つなぎおねんね”をする二人。アップで手元だけ写し出され、距離を空けて敷かれた布団の間でつなぐ手を見ているだけでドキドキとしてしまう。

手を握りながら慎太郎が「もう大丈夫ですか?」と聞くと、湊はピンときていないようすで「何が?」と聞き返す。佐久間先生のことと慎太郎が言うと、湊は慎太郎がいてくれて助かった、こんなおっさんが高校生の前で泣くなんて醜態を晒してしまったけどと自嘲する。そういう湊に慎太郎は、醜態だなんて思ってない、そんな湊をかわいいと思ったと告げる。でも…と慎太郎はふと寂しげな顔をして、どうしてこんなにも好きなのに湊が好きなのは自分じゃないんだろうとつぶやく。そして、また明るい表情に戻り、「だけど、今日こうして手を繋げて俺うれしかったです、たったこれだけのことでこんなにも幸せになれるんだって」と慎太郎は言い、湊が同行してくれたことに感謝を述べて眠るのだった。

湊はおやすみとぶっきらぼうに応じながらも、「シンの気持ちが、思いが手のひらを通して痛いほど伝わってくる」と慎太郎の思いをひとり布団の中で噛みしめる。なんだかんだいいつつ慎太郎のことを深く理解して受け止めようとする湊の誠実さを、言葉だけじゃなく表情や間合いで草川が体現し、グイグイと攻めるときもあるが健気なワンコである慎太郎を西垣が好演。“手つなぎおねんね”はある意味でラブシーンよりも激しくキュンキュンとさせて、「みなしょー」のカップル「シンみな」の尊さは天井知らずだと思い知らされた。

ついに最終話となる「みなと商事コインランドリー」第12話は、9月21日(水)深夜0:30よりテレビ東京系で放送。

◆文=ザテレビジョンドラマ部

「みなと商事コインランドリー」第11話より/(C)缶爪さわ・椿ゆず/ KADOKAWA/「みなと商事コインランドリー」製作委員会