ロシアワールドカップ(W杯)のベストゴールを決めた実力は伊達ではないようだ。

UEFAネーションズリーグ(UNL)の戦いに向け調整を行っているフランス代表。22日にオーストリア代表戦を控えるなか、練習でDFバンジャマン・パヴァール(バイエルン)が魅せた。

練習では、パヴァール、DFラファエルヴァラン、MFエドゥアルド・カマヴィンガという守備的な選手たちでタッグを組むと、オーバーラップの練習を再三敢行。3人のうち1人がサイドに流れてクロス、ボックスに入った1人がニアで潰れ役に、ファーサイドの人物がフィニッシュというメニューを行っていた。

そしてパヴァールがフィニッシャー役となった場面。クロッサー役のカマヴィンガにスルーパスを送ってボックス内へと侵入すると、右サイドからのクロスに対し、見事なジャンピングボレーでゴールネットを揺らした。

相手DFのプレッシャーがない状況とはいえ、難しいボールを完璧に捉えていたパヴァール。4年前のロシアW杯では大会ベストゴールに選ばれた難しいバウンドのハーフボレーも決めていた。

フランスサッカー連盟(FFF)の公式SNSでこのゴールが伝えられると、「相変わらず上手い」、「これはボレー職人」、「バイエルンレヴァンドフスキの後釜を見つけた」、「パヴァールのシュートはいつも豪快で素敵」、「なんでシュートはこんな上手いんだろう」とファンも改めてそのシュート技術に驚いている。

バイエルンでは守備面でこそ安定したパフォーマンスを見せているものの中々オーバーラップやミドルシュートがゴールに繋がらない状況が続いているパヴァールだが、代表でその攻撃性能が再び開花するか。

サムネイル画像