セ・リーグの3位争いが混沌としている。巨人、阪神、広島…順位がめまぐるしく入れ替わる展開に、ようやく投打がかみ合い出し、ゲーム数を最も残している巨人有利の予想も聞くのだが…。

 野球解説者高木豊氏の分析は、それとはまた違うものだった。9月21日に更新したYouTubeチャンネル〈高木豊 Takagi Yutaka〉では、

「今、ジャイアンツは結構、調子いいよな。どういう点の取り方してる? ホームランだよな。バンテリンドームで23日から中日との3連戦があるんだよ。中日のピッチャーが、ひょっとしたら大野(雄大)、小笠原(慎之介)、高橋宏斗…これ持ってこられたら、ホームラン、なかなか出ないぞ」

 9月19日DeNA戦(東京ドーム)では、中田翔大城卓三グレゴリー・ポランコ丸佳浩ホームランを放った。しかし、バンテリンドームならば、

「(スタンドに)入ってるのは、ポランコの1発だけかな」

 と高木氏は断じる。さらには、守備力が問われる広い球場だけに、守備難のポランコアダム・ウォーカーを同時に起用することも難しいと考えられ、この3連戦を巨人のキモとした高木氏。その結論はというと、

「広島が有利っちゃ、有利だな」

 繋げる野球、バッティングの勢いから、広島を3位候補の筆頭に指名したのだった。はたして、的中なるか。

(所ひで/ユーチューブライター)

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