仕事や家事、育児に追われる日々の中ではなかなか泊まりで旅行できない。ならば、日帰りでも満足できるレジャー施設を利用してはいかがだろうか。例えば土曜日にレジャー施設で心をリフレッシュし、日曜日にゆっくり自宅で身体を休めば月曜日からの活力をしっかりためられる。

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●片道1時間から2時間の場所がおすすめ



 レジャー施設に日帰りで行く場合、往復で倍の時間がかかるため泊まりがけで行くよりも移動時間が重要。たどり着く前に疲れてしまっては意味がないし、帰りも余裕を持って帰りたい。

 そのためには片道1時間から長くても2時間でたどり着ける場所を選んでほしい。車で向かう場合は渋滞に巻き込まれる可能性もあるため、ルートや時間も考慮に入れたいところだ。


●車で行くならサービスエリア、パーキングエリアもチェック



 せっかく長時間かけてレジャー施設に向かうなら道中も楽しみたい。車で行くなら途中のサービスエリアパーキングエリアをチェックしてみてはいかがだろうか。以前に比べてフードコートショッピングモールなどが充実しており、これらだけでも十分楽しめる。

 電車の場合でも乗り換えがあるのであれば有名な駅弁や構内の施設がないか確認するなどし、単なる移動時間でなく合間合間に楽しみを入れると良いだろう。


●電車で行くなら車窓の風景も楽しみの一つ



 電車で目的地に向かうなら、きれいな風景が見られるルートを選ぶと良い。日頃見慣れた景色とは違う風景を見ることでリフレッシュされたり、新たな刺激を受けたりできるだろう。

 車の場合も同様に風景を楽しみの一つにしたいが、くれぐれも運転がおろそかにならないように注意してほしい。


●日帰りバスツアーなら帰りは寝て帰れる



 旅行は移動時間がおっくうという人は、日帰りバスツアーを利用してはいかがだろうか。目的地までの運転や乗り換えの手間がなく、疲れたら寝ても構わないので楽に行ける。

 バスツアーというと家族や友だちと行くものというイメージがあるかもしれないが、最近は1人でも歓迎のツアーが多く存在 し気兼ねなく利用が可能だ。大人数で行くスケールメリットで、1人で行くよりもコストが安いことも多い。


●では、おすすめの東京近郊日帰りレジャーは?



 日帰りで行くのにおすすめの、東京近郊にあるレジャー施設3カ所を紹介する。


●非日常空間を楽しむ「猿島」



 非日常的な雰囲気を味わいたいなら猿島がおすすめ。島というと行くのに時間がかかりそうなイメージがあるが、猿島は横須賀市にあり、例えば品川駅からは44分で最寄り駅に着き、そこから徒歩12分+フェリー10分でたどり着ける。下手な陸上の観光地よりも近いのだ。

 かつては東京湾を守るための要塞の島であり、年月とともにその名残が自然と融合し、まるでジブリの世界のような雰囲気を楽しめる。ビーチではバーベキューができるなど、観光以外の楽しみも多い。


●昭和の雰囲気にリニューアル「西武園ゆうえんち」



 西武園ゆうえんちは大幅にリニューアルされ、2021年5月19日に昭和の雰囲気漂うレジャー施設へと生まれ変わった。アーケード型の商店街、ゴジラをテーマにしたアトラクション、昔懐かしいメニューが並ぶミルクホールなど、まるでタイムスリップしたかのような感覚を味わえる。

 東京周辺からのアクセスも良く、例えば池袋からは電車で約42分、横浜からも約96分で到着可能。シーズンによっては花火祭も開催されており、1日中いても楽しめるだろう。


●ヘルシーでおいしい無料バイキングが人気「こんにゃくパーク」



 こんにゃくパークは群馬県の名産であるこんにゃくをテーマにした施設で、こんにゃく工場見学こんにゃくの手作り体験ができる。特に人気なのが無料で利用可能なこんにゃくバイキングで、ヘルシーこんにゃくを使った料理の数々を無料で堪能できる。

 上信越自動車道の富岡インターから車で約10分の場所。公共交通機関で直接行くことは難しいが、上州福島駅から2kmほどの距離なので、この駅でレンタサイクルを借りれば車なしでもたどり着くことができなくはない。富岡製糸場の見学券があると並ばずにバイキングが食べられるなどの特典があるため、あわせて訪れることをおすすめしたい。


●日帰りレジャー施設への旅行はいいことだらけ



 泊まりがけとなると費用がかかり、計画にも時間がかかる旅行だが、日帰りの旅行であれば思い立ったらすぐに向かえる上、荷物が少なく身軽に旅行できる。また、翌日が休日であれば旅行疲れを癒やせるため、生活のリズムを崩しづらいのもメリットといえるだろう。

 日常に疲れたり飽きたりしたら、リフレッシュのためにもぜひ日帰り旅行を計画してみてほしい。(ライター・ハウザー
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