ヘンリー王子が家族との関係を修復するため、奇妙な提案をしていたことが明らかになった。王子がそのことを話すとチャールズ国王(当時は皇太子)は困惑したが、カミラ王妃(同夫人)は思わず紅茶を吹き出してしまったそうだ。

『Vanity Fair』誌の王室担当記者で王室伝記作家のケイティ・ニコール氏による新たな著書『The New Royals – Queen Elizabeth’s Legacy and the Future of the Crown』が英国で10月に出版されることになり、同誌で抜粋が掲載された。

同著では、ヘンリー王子とメーガン妃が2020年に王室離脱すると決まった後にエリザベス女王が疲れ果てていたことや、王子の子供達に会えなくなったことに心を痛めたことなどが暴露されている。

そしてこの他にも、ヘンリー王子が今年4月に父チャールズ国王(当時は皇太子)カミラ王妃(同夫人)に面会した際、気まずいエピソードがあったことも明かされているのだ。

ヘンリー王子メーガン妃4月16日からオランダで開催する「インヴィクタス・ゲーム」に出席するためにヨーロッパへと向かった際、14日に極秘で英国に到着していた

当時の夫妻はウィンザーにあるフロッグモア・コテージに滞在し、エリザベス女王チャールズ皇太子(当時)らとお忍びで対面していた。

同著によると、チャールズ皇太子(当時)はヘンリー王子夫妻が女王と会う前に、自分に会いに来ることを望んだという。それはヘンリー王子がアンドルー王子のように甘い言葉で女王を丸め込み、自分が「ノー」と言う前に女王が同意してしまうことを恐れたからだそうだ。

そして王子は父親らと紅茶を飲みながら話し合いをしたが、その内容は女王との友好的なティータイムとは異なり気まずいものになってしまったという。

その日のヘンリー王子夫妻は会議に遅れて到着したが、チャールズ皇太子(当時)はウィンザー城での礼拝に出席しなければならなかったため、話をできたのはわずか15分になってしまった。

親子は久しぶりの再会に感激したものの、緊迫した瞬間もあったそうだ。王族の友人によると、王子はハグをして誠心誠意をもって「誤解を解きたい」と言ったものの、物事を解決するために「仲介人を使用しよう」と提案したという。

これにチャールズ皇太子(当時)は困惑したが、カミラ夫人(当時)は紅茶を吹き出してむせてしまったのだ。そして「それは馬鹿げています」とバッサリ否定し、「家族なのだから自分達で解決しましょう」と王子に伝えたそうだ。

画像1枚目は『Clarence House 2022年3月23日付Instagram「Wonderful to see how many community groups are benefitting from Holywood Arches Library!」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)

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