俳優、プロデューサー、慈善家、ワイン生産者といくつもの顔を持つブラッド・ピット(58)が新たにスキンケアブランドを立ち上げた。米誌『VOGUE』のインタビューで自身の新しいグルーミング・コレクションについて語るなか、過去と現在で「世界で最もハンサムな男性」だと思う人物2人について語った。

2008年に元妻アンジェリーナ・ジョリー(47)とともに購入した南フランスの広大な敷地とブドウ園“シャトー・ミラヴァル”を「クリエイティビティ(創造性)の拠点」と呼ぶブラッド・ピットは、共同経営者である醸造家のペラン家と社会的・文化的な男女の区別がないジェンダーレスなスキンケア製品「ル・ドメーヌ(Le Domaine)」を立ち上げた。

現地時間21日、Instagramで公開された米誌『VOGUE』のインタビューで老化や美容について語るなか、ブラッドは過去と現在で「世界で最もハンサムな男性」だと思う人物を2人挙げ、次のように語った。

「僕の俳優業は本業だから…即答でポール・ニューマンだね。彼はとても優雅に年を重ねたからね。誰に聞いても、彼は本当に特別な人で優しくて、温かくて、真実味のある人間だったよ。」

ブラッドはまたこのように続けた。

「もし今現在のハンサムな誰かを挙げるなら、あのジョージ・クルーニー(61)の野郎を挙げるね、なぜって? いつも(何か答えるときは)僕はジョージの名前をあげるし、ジョージも同じように僕の名前を言うからさ。でも今回は、その逆を行くつもりだよ。」

映画『オーシャンズ』シリーズで名コンビ振りが有名なブラッドジョージ・クルーニー。私生活でも仲が良く、お互いにいたずら好きで気心の知れた2人だけにブラッドジョージに気を遣わない発言だ。

ジョージ、今回だけは君に譲るよ」とブラッドジョージが世界で最もハンサムな男性だとカメラを指さしながら笑顔で冗談を飛ばした。ちなみに2017年、古代ギリシャから伝わる美しい顔の条件、「黄金の比率」とコンピューターマッピング技術で分析した結果証明された「世界で最もハンサムな男性」の1位はジョージ・クルーニー、ブラッド・ピットは第3位という結果だった。2020年の同分析結果ではブラッド・ピットが第4位、ジョージ・クルーニーは第5位と順位は変わっている。

またブラッドは、同誌の取材で新しく立ち上げたグルーミング・コレクション「ル・ドメーヌ」を発表し、製品について説明する上で、元恋人のグウィネス・パルトロウ(49)が自分のブランドに影響を与えたと明かしこう述べた。

「グウィネスが彼女のライフスタイルブランドの“グープ(Goop)”でやったことが大好きなんだ。グウィネスは今でも本当に大切な友人で、この“グープ”を築き上げたんだよ。(学生の時美術史を専攻していた)グウィネスは美術などの専門知識をもつ“キュレーター”としての才能を常に持っていて、それは彼女にとって素晴らしい創造力を生み出すものとなったんだ。そういえば、僕に一日に2回顔を洗わせたのはグウィネスが初めてだったかもしれない、たぶんね。」

ブラッドは、スキンケア市場が飽和状態にあることを誰よりも知っており、本当に肌に良いものを提供したいと考えたのだという。ブラッドはこう続けた。

「ほぼ毎日、新製品が発売されようとしているのは知っているけど、もし自分の肌で試した時に見た目の違いが分からなかったとしたら、スキンケアブランドを立ち上げようなんて思わなかったと思う。いつも色々なものが送られてきて…。僕にとっては、どれも同じようなものだったんだけど、去年『ル・ドメーヌ』を試してみて、その結果に本当に驚いたんだ。」

ブラッドはシャトー・ミラヴァルのブドウ由来の抗酸化物質をうまく利用した製品作りの中心となり、自身のワインに対する知識と愛情を、スキンケアという新しい分野と結びつけることを可能にした。

「加齢から逃げたくない」と言うブラッドは、このブランドの設立にあたり「アンチエイジング」について議論したという。

アンチエイジングなんてばかげているし、おとぎ話のようなもの。本当に大事なのは健康的な方法で肌をケアすることなのです。自分を愛し、自分を大切にすることは、長い目で見て自分自身のためになるということを学んだんだ。だから健康的に歳をとらないとね。

(TechinsightJapan編集部 雨宮瑠亜奈)

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