秋元康が企画・原作を務め、10月17日(月)にスタートする「警視庁考察一課」(毎週月曜夜11:06-11:55、テレビ東京系)で、船越英一郎山村紅葉西村まさ彦、高島礼子、名取裕子、内藤剛志のサンペンスドラマ界のレジェンド陣が共演することが発表された。

【写真】「あなたの番です」で“考察ブーム”を作り出し、本作の企画・原作を務める秋元康

■訳アリベテラン刑事が、難事件を考察

本作は、秋元康が企画・原作を務める完全オリジナルドラマ。“事件の考察”を専門とした部署「警視庁考察一課」を舞台に繰り広げられるベテラン刑事たちの考察劇。訳アリ刑事ばかりが集められる「警視庁考察一課」には、難事件の考察依頼が今日も舞い込む。個性豊かなクセの強いベテラン刑事たちの考察が時にぶつかり、時に二転三転していく、新たな刑事ドラマとなっている。

船越が演じるのは、元捜査一課の伝説の刑事だった考察一課長で、日本全国の崖情報に詳しく、甘いものに目がない船越慶一郎。山村は、全国を飛び回っていた元敏腕刑事でミステリーに詳しく、時に推理小説並みの考察を繰り出すこともあるという山村楓。西村は、元サイバー捜査班で、ネットを駆使した情報収集に長けている、猟奇的な事件であればあるほど燃える西村まさ雄役を演じる。

さらに高島が演じるのは、元マル暴であり、元鑑識という異色の経歴を持ち、死体とサブカルチャーをこよなく愛する高島誠子。名取は、考察一課、随一の勘の良さを誇り、考察官のかたわら「犯罪専門家」の肩書で、テレビのコメンテーターやタレントとしても活躍する名取悠。内藤は、捜査一課の刑事時代に捜査で訪れた京都にどハマりし、考察一課所属ではあるが、基本ずっと京都にいる内藤昌志役を演じる。

秋元康コメント「『あなたの番です』の“考察ブーム”から考え出した新感覚刑事ドラマです」

2019年に「あなたの番です」というミステリードラマを企画した時に、所謂、“考察ブーム”が生まれました。ドラマを観た視聴者のみなさんが、ドラマの登場人物のセリフや行動、背景に映っていたものなどをヒントに、“犯人は誰か?”を考察し合い、ネット上で論陣が張られたのです。

その鋭い考察に、僕たち、制作スタッフは驚きました。もし、警察の中に、実際に「考察課」なる部署があったら、どういう捜査員たちが、どんな風に事件を考察するのだろう? と考えたところから、企画しました。しかも、その「考察課」に、かつて2時間ドラマで活躍した凄腕の刑事たちが集結していたとしたら? 個性派の名優たちが一堂に会した新感覚刑事ドラマをお楽しみください。

船越英一郎コメント「皆様の考察魂に2時間ドラマアベンジャーズが挑みます」

流行を文化にまで昇華させる稀代の創造主、秋元康氏によって齎された考察ブーム。視聴者の皆様のその考察魂に2時間ドラマアベンジャーズが挑みます。しかもコメディ

共演者はかつて数多くのサスペンスドラマを共に創り続けた戦友、盟友ばかり。セルフパロディに挑める幸せを噛み締めつつ、皆様との考察バトルを大いに楽しみたいと思っております。是非ご覧下さい。

山村紅葉コメント「ドッキリ番組だと思って、キョロキョロカメラを探しました

「えー! 私でいいの? アッ! 何かのドッキリ番組に違いない」。お話をいただいて他の主演のお名前を伺った時は驚き、ドッキリ番組だと思ってキョロキョロカメラを探しました。だって他の5人の方は、連ドラ・2時間サスペンス・映画・舞台などで主演を務め、数々の賞を授賞されている錚々たるメンバーなのに私ったら…。

でも、皆様何度となく共演させていただいていますが、役づくりの熱心さなど“流石!”と敬服致しますし、気さくで現場を明るくしてくださる方ばかりなので撮影がとても楽しみです。脚本を読ませていただき、“素の山村紅葉”のキャラクターにかなり近いので楽しんで演じさせていただきたいと存じます。

西村まさ彦コメント「会話劇ならではの可笑しみが届けばなお嬉しいです」

まずは同世代の方に楽しんでもらえると嬉しいです。そして、もちろん先輩方にもご覧いただきたい。私を含め、同世代から上の世代の先輩方は刑事ドラマに親しまれている方も多いと思います。普通の刑事ドラマとは少し違った切り口になるということで、その部分でも楽しんでいただけるのではないでしょうか。

もちろん若い世代の視聴者の皆様にも、会話劇ならではの可笑しみが届けばなお嬉しいです。と、結局は広く見ていただきたいということになるのですが……。ご覧になる皆様に喜んでいただけるよう、精一杯努めさせていただきます。

■高島礼子コメント「本名に限りなく近い役名で呼ばれると素になってしまう様な気がします」

とっても楽しみです。今まで経験のない、本当にこの内容で演じるのかと、脚本を読ませていただいた時は驚きと期待でワクワクしました。船越さん皆さん、過去に何回も共演していてどの作品にも全力で望まれるので、今まで以上にきっと気合いを入れて来られるかと私も力が入ります。

実は、名取さんとは初共演で以前から映画とか沢山見ていて憧れの先輩なので緊張もありますが楽しみです。まさかの、本名に限りなく近い役名で呼ばれると素になってしまう様な気がします。が、こんなドラマ演ってみたかったです。これまで刑事ドラマを楽しみに見てこられた方は、メンバー、そしてドラマの展開にとても驚かれると思います。楽しみにしていてください。

■名取裕子コメント「新しい『高齢アイドル』を目指して楽しみたいです!」

テレ東ならではの企画だな!と思いました。「あの人は今」にならないよう、新しい「高齢アイドル」を目指して楽しみたいです! まだ今回皆さんとお会いしていないので、皆さんどんな熟した大人になっているか楽しみです。

役名が芸名に似ていて、今まで演じてきた”役”のパロディですが、私自身とはかなり違うので戸惑っています。”役”の中に新たな発見がありますように! 見てもらえれば、絶対クスッと笑えて癒される楽しいドラマになると思います。若い方や、過去のドラマを観たことのない方にも昭和の魅力を知ってもらえたら嬉しいです。

■内藤剛志コメント「何度もいいます、『やばい、俺、楽しすぎる!!』」

荒っぽい表現で申し訳ありません。この企画のお誘いを頂いた時、頭にひらめいた言葉は「やばい、俺、楽しすぎる!!」でした。裕子ちゃんを新撰組隊士の目で見つめ、礼子ちゃんとは大志を抱いて海を渡り、紅葉さんと京都で対決した時、彼女は悩める女性の家の代表で、西村君とは江戸の時代から、時には兄弟、時には敵味方で、船越君とは各地を走りまわり、沢山の事件を一緒に解決してきました。

大切な俳優仲間であり、僕は彼らの大ファンです。なんと豪華なキャスティング。他では絶対に見られない共演を砂かぶりで見ることができる。いや僕もその土俵に上がらせてもらえるらしい。秋元さん、お声をかけていただき本当にありがとうございます。もう一度だけ言わせてください「やばい、俺、楽しすぎる!!」

船越英一郎、山村紅葉、西村まさ彦、高島礼子、名取裕子、内藤剛志が夢の共演/(C)テレビ東京