UEFAネーションズリーグ(UNL)のリーグA・グループ3第5節が23日に行われ、イタリア代表とイングランド代表が対戦。イタリア代表が1-0で勝利した。試合後、イタリア代表を率いるロベルト・マンチーニ監督がインタビューに応じ、そのコメント内容を23日にイタリア紙『コリエレ・デロ・スポルト』が伝えている。

 首位ハンガリーを勝ち点2差で追いかける3位のイタリア代表と、すでにファイナル進出の可能性が潰えているイングランド代表の一戦は、“アズーリ”の方がよりゴールの気配を漂わせる形で試合が推移していく。68分には、ナポリに所属するFWジャコモ・ラスパドーリがゴールネットを揺らし、これが決勝点に。イタリア代表がイングランド代表に1-0で勝利し、首位に立つハンガリーとの勝ち点2差をキープし、最終節の直接対決にファイナル進出の望みをつないだ。

 試合後、マンチーニ監督は「これは非常に重要な結果だ」とコメント。イングランド代表撃破の喜びを語った。

「世界で最も強いチームの一つに勝って、グループ1位通過の可能性を残したんだ。このような難しいグループで、しかも若い選手がたくさんいるなかで、最終節で1位を争うことができるのは嬉しいことだね」

 イングランド代表戦で採用した3-5-2システムについて、マンチーニ監督は「システムは関係ない。我々はいろいろな組み合わせでプレーすることができる。大切なのは、個性と攻撃意欲だ」と言及。また、決勝点を挙げたラスパドーリ(22歳)をはじめ、多くの若手選手が代表で躍動していることの意義も強調した。

「我々には若い選手が多いので、他のチームのように経験を積んではいない。時には苦しまなければならないこともあるだろうが、それでも今日はいい試合ができた」

選手たちを労う、イタリア代表のマンチーニ監督 [写真]=Getty Images