丸太っぽいのが流れてきたよ?と思いきやまさかのカピバラ先輩である。すごい速さで水中を泳いでいるではないか!
動物界の「聖母」あるいは「お釈迦様」とも称されるカピバラ先輩といえば、いかにも心地よさげな入浴場面や他の動物たちとまったりくつろぐ様子がとっさに浮かびがち。
そんな先輩がかなりガチめなスイマーであることはあまり知られていない。
水を受け流すなめらかフェイスや水かき付きの手足をもつだけでなく、水中で5分も息を止められるカピバラ先輩のエレガントな泳ぎをみてみよう。
丸っこいボディに涼しげなまなざしが魅力のカピバラ先輩は、人間界でもすこぶる人気のおっとりアニマルだ。
基本動きが少なく物静かで、異種の動物にも分けへだてなくおだやかに接する姿はまさに包容力のかたまり。
そんなカピバラ先輩は実は泳ぎも得意だという。普段の動きからはちょっと想像つかないが、かなりのスピードでぐんぐん泳いでいく。
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なんだあれ流木か?丸太っぽい物体が流れてきたかと思いきや…
キックボードみたいに水底を蹴ってるのかな?ときどき足を動かして滑るように優雅に進んでいく。陸上とは一味違うなめらかな動きに見惚れるわ
陸上でのんびりってイメージだから一瞬焦るが、思ってたよりずっと軽やかでエレガント。なるほど足を動かし犬かきっぽい動きで泳ぎ進むのね。
カピバラは水中で5分間も息を止められる
今月半ばにツイッターユーザーDepthsBeIowさんがシェアしたこの映像は大反響を呼び、すでに527万回も再生されている。
南米原産のげっ歯類であるカピバラがこれほど泳ぎが達者だなんて!と多くの人が度肝を抜かれ、陸上ではまず見かけないカピバラのスムーズな動きにくぎ付けになった。
あれだな。ふだんよちよち歩きのペンギンの俊敏な泳ぎを目の当たりにしたときと同じ気分だ。
実はカピバラの指の間には水かきがあり、癒し要素の一つでもあるなめらかな顔も、水の抵抗を減らしスムーズに泳ぐ役目を果たす。また潜水も得意で水中でおよそ5分間も息を止めることができる。
これらのスイマー仕様を駆使した泳ぎは主に川辺で暮らすカピバラが捕食者から逃れる際に見られるといわれるが、日常で泳ぐことも実はよくあるそう。
夏の暑い時期は涼むために自ら川に入って泳いだり、水中で昼寝する姿もよく見られるとのこと。
なるほど初見は流木に空目したけど、あの足の動きや進み具合から水中バレエを見ているような気分になったよ。
しかし泳ぎがエレガントとかさすがカピバラ先輩。生物としてもほんと奥が深いわ。
References:iflscience / written by D/ edited by parumo
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