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 「子供でいたい、ずっとトイザらスキッズ、大好きなおもちゃに囲まれて~♪」というCMソングをまだ歌える人も多いだろう。そのおもちゃが、全部「銃」に置き換わっちゃったという皮肉な事態になっているようだ。

 アメリカ発祥のおもちゃ量販店「トイザらス」は経営不振により、全米では2018年、735店全てが閉鎖された。翌年、新会社がブランドを引き継ぎ復活するも、軌道に乗らず、放置された状態の店舗は多い。

 そんな中、アリゾナ州ユマにあった店舗では、トイザラスの建物がそのまま使用されて、銃器店になっていたという。

【画像】 おもちゃ店が銃器販売店になっている?

 インターネットおよびソーシャルメディア上での真偽を検証するウェブサイト『Snopes』は、ツイッター上でシェアされた「トイザらスが銃器販売店に変わった」という情報について、その真相を探るべく、Google mapで検証した。

 9月21日、ツイッター上で2枚の写真とともに、「アリゾナ州ユマの閉鎖されたトイザらスの店舗が現在は銃器販売店になっている」とシェアされた。

 上の写真の看板はトイザらスだが、下の写真は「Firearms Unknown」という看板になっている。元トイザラスのカラフルな装飾は、そのままだ。

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 グーグルマップ上では、2021年3月の時点ではトイザらスのままになっていて店は空っぽだったが、今年の2月から銃器量販店がオープンになったようだ。

 それを裏付けるように、今年の7月にFacebookユーザーがこの画像をシェアしている。

何年も前、この店はトイザらスだったけど、今はもう違う。でも、建物の外の配色がそのままっていうのはなんだかシュールだな。

元トイザらス店舗がそのまま利用され銃の販売店になっていた

 更に、主要道路近くの看板にも変化があることを別のユーザーがツイッターでシェア。銃器店の名前の下には、「銃と弾薬」という看板が掲げられている。

 地元メディアによると、ユマのトイザらス店は2018年4月頃に閉鎖されたという。その後、放置されていた店舗が再利用され、銃器販売店となっていたのだ。

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 私もアメリカにいたころは、おもちゃ好きで毎週のようにトイザらスに通っていたものだが、そのトイザらスもネット通販の波に押され、閉店を余儀なくされ、挙句、リアルな銃の販売店になっているとか、 何とも言い難い感情が押し寄せて来たよ。

References:Did an Old Toys 'R' Us Building Later Become a Gun Store? | Snopes.com/ written by Scarlet / edited by / parumo

 
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子供に夢を売るおもちゃ店「トイザらス」が銃器販売店に生まれ変わっていた件