マイケル・ジャクソンのダンスパフォーマンス、「ゼロ・グラヴィティ」を知っているだろうか?まっすぐ立った状態から、踵を支点に身体を傾け、45度の角度で静止して元の体勢へ戻るという動きだが、実際にこれをやるには仕掛けが必要だ。
だがこれを自由自在に操れる女性がいる。映像編集したわけでも、仕掛けがあるわけでもない。この女性に卓越したダンススキルがあるわけでもない。
ではいったいどうして?その理由はこの後すぐ!
Fixed Camera on a Topsy Turvy Ship
実際に、ダンスパフォーマンスとして「ゼロ・グラヴィティ」を行う場合は、床に設置したT字型のフックに、靴のかかとを引っかけて行う。もちろん、自力で直立の姿勢に戻すには強い体幹が必要なのだが、この女性は素足の状態だ。
ではどうやってこの動きを実現しているのか?
そう、この部屋の場所こそがそのカギを握っている。じつはこの部屋は船の中にあり、荒れた海を航行中だったのだ。
船が波で傾いていることで、女性が普通に立とうとするとこのような、傾いた体勢となってしまうのだ。
・合わせて読みたい→荒波の中を進む貨物船の内部では、乗組員の部屋が大変なことになっていた
船の傾きに身を任せることで、自由自在にゼロ・グラヴィティが行えるというわけだ。ここならダンスパフォーマンスの達人になれる。
とは言え私の場合、壊滅的に船酔いをするタイプなので、見ているだけで酔ってしまいそうになるから、ゼロ・グラヴィティはお預けだな。
written by parumo
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