ナイフ

「アパートから出て行ってほしい」と要求され…。キレた女がいきなり刃物を持ち出し、何度も刺すという凶行に及んだ。女の行為とその後、逮捕と供述内容などについて、『ABC News』などアメリカのメディアが報じている。


■「出ていって」と言われて逆上

16日午前のこと、アメリカ・フロリダ州で暮らすクリスティナ・アダムズ容疑者(30)が、同居人2名に腹を立てた。「家族が越してくることになった」「だからこのアパートから出ていってほしい」と退去を迫られたからだ。

そう言われても行くあてはなかったのか、容疑者は逆上。大きな刃物を取り出し、同居人2名を何度も刺してから逃走した。しかし2名は致命傷を免れ、そのうち1名が地元警察に通報。警官隊が慌てて事件発生現場に急行した。


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■女による呆れた主張

同居人たちを速やかに保護し搬送する一方で、警察官たちはアダムズ容疑者を発見するため捜索活動を開始。そのかいあって、ほどなくして運転中の容疑者を発見し、すんなり身柄確保に成功した。

事情を聞かれた容疑者は、「出ていってほしいと言われてムカついた」「大型の刃物で2人を何度か刺してやった」などと供述。また「これで死んだ」と思い込み、証拠品を隠して服を着替えたことも明かした。

その後の行動について、容疑者は「買い物に行った」などと説明。また精神疾患があることも匂わせたというが、当局は容疑者を逮捕し殺人未遂罪と証拠隠滅等罪で起訴した。

■警察による声明

当局は、アダムズ容疑者による残酷な行動について「我々にとってもショッキングなことでした」と説明。被害者の今の様子など、詳しい情報については伏せた。

その一方で、対応に当たった複数の警察官たちを称賛。「被害者たちを救っただけでなく、邪悪な容疑者を速やかに見つけて身柄を確保することに成功しました」と述べた。


■同居トラブルは意外に多い

ルームシェアやハウスシェアも珍しくない時代だが、家賃、騒音、共用部分の使い方、掃除やゴミ捨て当番などをめぐってトラブルが起こることも意外に多いそうだ。

仲間割れ程度ですめばまだ良いが、殺人・殺人未遂などの重大事件に発展するケースもある。誰かと同居を開始する場合、事前に十分に話し合って、細かいルールをしっかり決めておく必要がある。

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(文/Sirabee 編集部・マローン 小原

同居人2名を何度も刺した30代女が殺人未遂罪に 退去を迫られ逆上