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静岡県川勝知事(写真:時事通信

先日発生した台風15号によって大きな被害を受けた静岡県。そのことを受けて9月26日川勝平太知事(74)が自衛隊に派遣を要請したものの「遅すぎる」と非難されている。

23日から24日にかけて、台風15号の影響で記録的な豪雨被害に見舞われた静岡県。住宅が土砂崩れで全壊するなどして、県内では2人が死亡。そして、1人が行方不明になっている。

また静岡県は水源である川の取水口に大量のがれきなどが詰まってしまい、深刻な断水も続いている。「静岡朝日テレビ」によると、静岡市清水区では断水の範囲が6万軒以上。早ければ30日ごろの復旧を目指しているものの、いまだ水が引いていないため、いつ作業に取り掛かれるか不透明だという。

被害の大きさから24日、静岡県出身の俳優・広瀬すず(24)はInstagramのストーリーズで《地元、、大丈夫か、、大変な事になってしまったけど、、 怖かったね、、》と投稿。彼女の姉・広瀬アリス(27)も25日、Twitterで《何か困ってること、必要なものがあればコメントください。出来る限りのことはしたいと思っています。乗り越えましょう》と呼びかけていた。

そんななか川勝知事は26日に会見を開き、「午前10時25分、自衛隊に災害派遣要請をした」と明かした。ところがーー。

「24日の未明から『静岡県は台風によって甚大な被害を受けている』とニュースやSNS上で叫ばれていました。そんな状況だったことから、土日の2連休が明けた26日になって自衛隊に協力を求めた川勝知事の要請に“遅いのでは”と波紋が広がっています。ロンドンブーツ1号2号田村淳さん(48)も26日午前にTwitterで、《台風15号で水害を受けた静岡市自衛隊派遣要請できないのかな?》《なぜ知事はしないのか?できないのか?という意味》ですと疑問を呈していました。

さらにTwitterでは『#川勝知事リコールを求めます』というハッシュタグも起こっており、そこには《有事の際に的確な判断と行動ができない人がリーダーで大丈夫なのか?》といった声が綴られています」(全国紙記者)

静岡市長「週明け、連休明けたら県に要請しようと」

要請が“遅い”と批判を浴びる川勝知事だが、陸上自衛隊の公式HP上にある「災害派遣の仕組み」という箇所では、災害が発生すると市区町村長が「災害派遣要請の要求」を都道府県知事などに行い、要求を受けた都道府県知事らが災害派遣要請を防衛大臣または大臣の指名する者に対して行い、自衛隊が派遣されると説明されている。

そして26日午前11時に開いた会見で、静岡市の田辺信宏市長(61)は自衛隊の派遣要請について「一昨日の災害対策本部の時からその話はあったんですけれども、昨日、私も現場を視察しましてこれはもう、週明け、連休明けたら県に要請しようと本部会議での決定となりました」とコメント。

そして、記者から「もう少し早く出す判断はなかったのか」と問われると「まず何を支援要請をするのか、具体的な中身を固めなければいけない。総合的に協議をし、ふたつの柱、一つは取水口の復旧支援、もう一つは孤立集落の解消を県に対して要請することになったということです」と述べた。

しかし、ネットの声は納得がいかない様子だ。Twitterでは、田辺市長に対して厳しい声がこう上がっている。

静岡市長の台風被害への対応遅すぎなのでは…24日未明に発生して丸々2日以上経過してから自衛隊派遣要請って…》
《つまり、田辺静岡市長が川勝県知事に要請していなかったってことですな。市長の判断が遅すぎ》
《やっと自衛隊の派遣要請を県にお願いしたって、静岡市長の田辺はいつもやること遅すぎ》
《ようやく静岡市長が知事に自衛隊派遣要請ですか。遅すぎません?》