医師が処方した薬を画像で認識・分別し、必要な量と種類を患者に提供するロボットを開発した、追手門学院大手前中・高等学校(大阪市中央区、校長:濱田賢治)の中学生チームが、8月に開催されたロボットコンテストWRO Japan(全国大会)で最優秀賞に選ばれ、11月にドイツで開かれる世界大会に日本代表として出場します。
ロボットを開発したのは追手門学院大手前中学校の、いずれも中学3年の古本美月さんと水谷風花さんの2人で、学校としては8年連続での世界大会出場です。

                        大会でプレゼンする生徒達
           左:古本さん 右:水谷さん

女子生徒達は「FUTURE INNOVATORS」というロボットを使ったソリューションを企画・開発・プレゼンテーションする競技にエントリーしました。開発した「心に寄り添うお薬管理ロボット『Pal』」は、少子高齢化核家族化を背景に医療支援を目的とし、医師が処方した薬を画像で認識・分別し、必要な量と種類の薬を提供するシステムに加え、患者の音声を認識して健康状態を家族や医師に知らせる機能も備えています。これにより、多種類の薬を服用する患者に対し、正確な投薬をサポートするだけでなく、患者の心に寄り添うことによって、健康寿命の向上を目指します。
女子生徒達はこの「Pal」で予選を勝ち上がり、8月に静岡県浜松市で開かれた決勝大会では9チームの中で1位となる最優秀賞を獲得しました。
世界大会は3年ぶりに対面形式で11月にドイツで開かれ、女子生徒達は大会に向けてロボットの調整や、ロボットの説明に必要な英語でのプレゼンテーションの練習に励んでいます。
古本さんは「初めての対面形式の大会で、ロボットが思うように動かないハプニングもあったが、しっかりプレゼンテーションをすることができた。部の仲間の分まで頑張りたい」と、
水谷さんは「世界大会では悔いの残らないように、一生懸命努力して臨みたい」とそれぞれ意気込みを話しています。

配信元企業:学校法人追手門学院

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